あなたの髪に虫が留まる
綺麗なモンシロチョウ。それを見た君は笑いながら
「私も自由に飛べたらなぁ、」って言ったんだ
それが彼女から最後に聞いた言葉だった
彼女は僕を置いて天国へ行ってしまった
葬式の帰り、僕の周りをひらひらと飛んでいる蝶
君の願い、叶っていたらいいな
大事な家族を亡くした
一晩中泣いて、泣いて、ついには泣き疲れて寝てしまった
ずっと隣にいるものだと思っていた
そのことを疑うことさえしなかった
亡くしてしまったその時、初めて知った
後悔したってもう遅い、もっと遊べばよかったなぁとかもっと、もっと美味しいもん食べさせればよかったとか、もう帰ってこない家族に思いを馳せる
夜になり、心が疲れていた僕は、深い眠りについた
(わんっわんわんっ)
ぽち?なんでここに?
(今までありがとう。幸せだったよ)
待って!ぽち!
ぱちっ もしかして夢だったのか?
僕も幸せだったよぽち、ありがとう、どうか安らかに
大人になってから知った、犬は亡くなるとその日の夜にお礼参りにくるという
この時の夢を僕は「忘れない、いつまでも」。
俺は高校に落ちた
なんて惨めな人生なんだろう
好きな人は違う人と付き合った
俺の人生いいとこ無しじゃないか
今日もただただ時間を浪費させてく
1年1年もう1年
あっという間に時間は過ぎてゆく
そして25になった
そろそろアラサーの仲間入り、親のスネを齧って生きていくにも限度がある、働くことにした。
中卒の俺など拾ってくれるところはなかったが俺は諦めなかった。必死で勉強し、機械についてたくさん学んだ。そして俺は小さな地方の工場に就職した。
俺の同期は俺より手際が良かった。
「すごいね」と褒めると
「でしょ!器用さだけが取り柄なの」と笑いながら言った
しかも俺の身の上話を真剣に聞いてくれた
好きになるには十分だった
1年で俺はこんなに変わった
就職をし、好きな人ができた
人は変われると知った
1年後、俺は今よりどれだけ成長できているだろう
俺は、自分に大きな自信を感じた
僕は君に恋をした
たとえ赦されない恋だったとしても
この気持ちは嘘じゃないって言える
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おれはあいつに恋をした
こんな気持ち、普通じゃない
でもあいつのこと、心から好きって言える
世間一般じゃ許されていない恋
親に話せば普通じゃないと言われる
こんな世界どうかしている
僕は、自分の力を人を守るために使う君が好きだ
俺は、みんなに優しくてこんな俺にも笑いかけてきて くれたあいつが好きだ
君は知らないと思う「初恋の日」君の言葉は僕を救ってくれた。僕が同性が好きだとバレてしまっても君の態度は変わらなくて、毎日「一緒に帰ろうぜ」っていってくれた。
僕はこの「初恋の日」をいまだに忘れられない
同性愛者なんて言葉で括り付けて差別しているこの世界は嫌いだった、君がいるからこの世界に価値があるって思うようになった
あれから10年経った今僕の隣には君がいる
明日世界が終わるならわしは何を望むだろう
金?自由?権力?いや、そんなものではない
わしが望むのは、、、家族の幸せ。
娘に息子、娘の花婿、そして猫
この猫の存在はわし以外は知らない、こっそり飼っていたのだ。わしがいなくなったらあの子たちは、、、
なぜ今こんなことを考えているかって?
人間というのは死期が近づくとなんとなくわかるもんなんだ?
あぁ、、視界が狭くなっていく、ごめんな、猫
(この前のお題と続いてます)