佐倉光潤

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2/22/2024, 3:45:36 PM

「太陽のような」

暗く沈んだ場所にいて光を探して彷徨ってた。

そんな私のこと、「太陽みたいな奴だな」

って言ってくれたあなたに恋をしたことに

気づいたのは、いつだったかな?

2/21/2024, 4:16:06 PM

「0からの」

知らないことを知るのは楽しい。

勉強や知識でも、仕事でも、人でも、なんでも。

私の知らないことが世界にはたくさんある。

そのことが、私は嬉しい。

2/20/2024, 12:44:13 PM

「同情」

「同情してほしくないから話せなかったんだよ」

幼なじみのさっちゃんは続けて言う、

「コウちゃんは優しいから親身になってくれる。
でも、どこかで私のこと憐れんだでしょ?
可哀想なさっちゃんって思ったでしょ?」

すぐに言葉では否定も肯定もできず、
力なく黙ったまま首を振る。

「…コウちゃん、もう友達でいられないね」

さっちゃんが悲しげに、告げてくる。

「なんで!?私に悪いところがあるなら、謝るし、
ちゃんと直すから。だから…」

言葉を遮るようにさっちゃんが言葉を被せてくる。

「コウちゃんは、悪くない。謝らなくていいの。
ただ、可哀想って一瞬でも思われちゃったって知って、
心の狭い私は、許せないだけ」

さっちゃんは、悲しげに、でもハッキリと告げてくる。

「可哀想って思われるような私じゃなかったら、
ずっと友達でいられたのにね。ごめんね?」

首をコテンとして、可愛らしく微笑むさっちゃん。
きっと、一瞬も可哀想なんて思ってないと断言しても、
そう思ってごめんなさいと謝っても、どうしたって
さっちゃんとの友人関係はこれで終わってしまう。

それならば、最後までさっちゃんに対して、
私は、正直でありたい。

「…私が悪くないなら、さっちゃんはもっと悪くない。
…さっちゃんも元気なばあさんになりなよ?」

そう言って私は、涙を見られない内に
コーヒー分のお金を置いて去ろうとした。

「ねえ、コウちゃん。今日という最後の日に、
一緒に通ってた小学校の通学路、通って帰らない?」

振り向くと昔から見飽きるぐらい一緒にいた
さっちゃんが、泣いていた。

「…うん、もちろん」

2人で泣きながら思い出話しながら帰って、
いつもの交差点で別れた。
振り返らなかったから分からないけど、
きっとさっちゃんも振り返ってないと思う。

どうか、これからのさっちゃんが幸せであればいい。
元気に過ごして、ばあさんになっても、
幸せでいてほしい。
そう願える幼なじみを失った日。

2/19/2024, 11:54:50 AM

「枯葉」

この感情もいつか枯れゆくことが悲しくて、

私の隣から離れてゆく彼の背を見る。

少しでもいい。彼の記憶に残りたい。

そう願って、振り返らない彼の伸びた影に、

しゃがんでそっと触れた。

その冷たい土の感触が忘れられない。

2/18/2024, 2:00:49 PM

「今日にさよなら」

3年前の今日の写真がカメラロールで映された。

亡くなった祖母の作った料理を最後に食べた日だった。

久しぶりに食べる手料理が嬉しくて、

食べる前に写真を取っておいた。

とても料理が得意だった祖母。

まさかその1年後に亡くなるなんて

思いもしなかった。

今日という日はもう巡ってこないけど、

祖母とはまた巡り会えることを願って

一度もさよならなんて言葉はいわない。

「今日に、さよなら。ばあちゃん、またね」

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