ひらやま

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11/27/2024, 11:06:13 PM

70_愛情

朝にたまたま会っただけで
この黒さが写ってしまうなら、
私は君を避けるべきなのだろうか。

もしこれが
変に白ばかりなものであったのなら、
君は心の底から
笑顔になってくれるのだろうか。

そうならば、きっとそれは
仮面の被る愛情であるに違いない。

でも君は
馬鹿だから
気づかないから
気を遣いすぎるから
優しすぎるから。

私はこの仮面を脱ごうとは思えない。
このままの上っ面な愛情でゆるして。

11/24/2024, 11:00:11 PM

セーター_69

いま、君の声を聞きたい。

星が見える夜だよ。
電話をしたいの。

私は編む。

この藍色のセーターに
星屑を散りばめて。

9/1/2024, 8:10:33 AM

不完全な僕_68

俺には距離感考えなくていいって
そう言われても、怖いものは怖い。

電話の時の君は好きだけど…
なんて続きを言えるような
勇敢な奴じゃない。

ちょっと抜けてて頭のいい君は
こんな僕と一緒にいたら幸せになれないよ。

しかも…

ほらね、やっぱり言えない。

あぁ、あと君は僕って言う奴のことは
キライなんだと言っていたね。

だから使い始めるよ、僕は。

8/25/2024, 2:21:43 PM

向かい合わせ_67

君と向かいの席に座って
君の顔をみて
君だけに向けた笑顔で話す。

でも君は
私と向かいの席に座って
少し遠くのあの子を見つけ
遠い目をして話す。

おねがい。
何かの手違いで
あの子に向けるはずだった笑顔を
見せてくれない、?

7/20/2024, 10:42:42 AM

私の名前_66

私の名前を間違えなかったのは
君だけだった。

ほんの些細なことで気負いしすぎたり
プレッシャーを感じたりするけど、
そんな時に大丈夫って言ってくれる存在が
本当に大切で好きだと思っていた。

その存在は紛れもなく君であって
偽りなんてなかった。

でも、私は心から誓うと決めたことがある。

ずっとはないってこと。

ずっと大好きとか、ずっと一緒だとか
絶対そんなことない。

ずっとは信じたいけど、
君が思うよりも私は遥かに優しい人じゃない。

それに独占も依存もする。

だから、そう簡単に
大好きって言わないでよ
好きって言わないでよ
期待させないでよ
落ち込まないでよ
心配しないでよ。

でも、もう手遅れなんだって
わかってる。

だって名前を間違えなかった君は
唯一私を見てくれていた気がするから。

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