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6/17/2025, 11:48:28 AM

届かないのに_84

学園祭の時期なんてもの
どれだけ青春が詰まってるか知れない。

ただそれも
あと一週間しかないらしい。

ラストスパートだと思うと
誰もが真剣に取り組み出すから
私だけにスマイルをくれることはない。

みんなに平等な君は
あんなことも誰にでもするのかな。

でも
変に特別扱いをしない
みんなのアイドルな君が好きなんだよな。

6/8/2025, 12:51:57 PM

君と歩いた道_83

朝一、挨拶を交わして
私は最高の1日だったと安堵する。

はは、まだ早いじゃないかって?
そんなことはないよ。

もう
あの人に会えて、
笑顔を見れて、
ましてや声まで聞けるなんて、
これ以上に幸せなことはないよ。

4/28/2025, 9:45:41 PM

夜が明けた。_82

君を抱きしめたら
あの人の匂いがした。

月もない夜なら
君の顔も見えなくて
なんでも出来そうなのに。

眩しい朝がきてから
全部全部、気づいたんだ。

4/2/2025, 2:03:05 PM

空に向かって_81

あの頃好きだった彼を思い出して
どうも忘れられなくなった。

ことの発端はLINEのアイコン。
ぬくもりを感じる春になって
虫が這い出てくるのも同じだと思った。

だが決して蛾でなく
モンシロチョウだかなんだか
そういったものの方が近しい。

だからと言って何もすることはない。
出来ないにせよ、忘れられない
という事実だけが残る。

この空も
丸い枠に閉じ込められた空も
そうやって重ねて考える自分も
全てが憎く感じた。

2/24/2025, 12:35:25 PM

一輪の花_80

一輪の花というとどうしても
君が薔薇を咥えている映像が流れる。

別にそれが
舞踏会だとかそういった
メルヘンな世界観が続くわけではない。

それは私が君のことをただ好きになって
君のことを考え続けていることが
原因だとは言い切れない。

ただ一つ
言い切れるのは
薔薇は君に似合うということね。

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