私の名前_66
私の名前を間違えなかったのは
君だけだった。
ほんの些細なことで気負いしすぎたり
プレッシャーを感じたりするけど、
そんな時に大丈夫って言ってくれる存在が
本当に大切で好きだと思っていた。
その存在は紛れもなく君であって
偽りなんてなかった。
でも、私は心から誓うと決めたことがある。
ずっとはないってこと。
ずっと大好きとか、ずっと一緒だとか
絶対そんなことない。
ずっとは信じたいけど、
君が思うよりも私は遥かに優しい人じゃない。
それに独占も依存もする。
だから、そう簡単に
大好きって言わないでよ
好きって言わないでよ
期待させないでよ
落ち込まないでよ
心配しないでよ。
でも、もう手遅れなんだって
わかってる。
だって名前を間違えなかった君は
唯一私を見てくれていた気がするから。
7/20/2024, 10:42:42 AM