忘れられない、いつまでも。
あの日見た夕焼けを。
あの瞬間の感動を。
見たことない君の涙を。
初めて見た我が子の顔を。産声を。
花開いたような笑顔を。
不器用な優しさを。
照れながら差し出された手の温もりを。
耳に届いたメロディを。
木漏れ日の温もりを。
忘れられない一幕は。
人によって違うけれど。
色褪せることなく永遠に。
心の中にあり続けるだろう。
ふと思い出した。
あの日はちょうどこんな天気だった。
離婚して子ども2人を連れて新幹線に乗り実家へと逃げ帰った時のこと。
私はもう正直、色んなことがショックで生きるのがどうでもよくなっていた。
自分の都合で泣く子どもに腹立たしささえ覚えたものだ。
私にはもう泣いてすがれる人はいない。
両親は私達を迎え入れてはくれたが、厄介者という自覚はある。
これから先のことなんて、何も考えていなかった。
ただ、ふと視線を落とすと、ベビーカーと抱っこ紐の中でそれぞれすやすやと眠る姉妹を見て、何のために生きるのか、先の人生の答えはまだまだ見つからないけれど、今はただ、この静かで平和なひと時を過ごすことを自分に許してもいいのではと思えた。
あれから3年。なかなか生意気になってきた姉妹だけれども、元気に笑顔に育ってくれて、本当に良かった。
あの日離婚していなければ、私も子ども達も今頃どうなっていたか分からないのだから。
「ありがとう」
その言葉を
最後に伝えられなかったのが
心残り
今 どこで何をしていますか?
もう この思いを届ける術を
私は知らないけれど
どうか この空の下
あなたが笑顔でいますようにと
ささやかに願いながら
いつかどこかでばったりと
再び会う日を望みながら
救われた日々を思い返しながら
今日も私は 生きていきます
優しくしないで
惨めになる
カラフルの意味知ってる?
それはね、「色んな色があっていい」ってこと。
何かが正解とか間違いとかじゃなくたちね。
どんな色もあって良くて、その色がなきゃ世界は成り立たないってこと。
私達、ヒトも同じ。
色んな形があって、色んな想いがあって。
色んな暮らしがあって、色んな夢があって。
それはぜーんぶ『マルッ!』ってこと。
正しいもダメもないの。
だから、もしもね。
貴方の何かにバツ印をつけているのならば。
一度『マルッ!』ってしてあげるといいかも。
貴方のカラーを消さないであげてね。