神埜

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2/19/2024, 1:05:50 PM

#枯葉

カラカラと乾いた音を鳴らして、枯葉が舞った。

空っ風に吹かれて、ひとひらだけ残っていた葉っぱが木から落ちた。

秋から冬にかけて、毎日のように枯葉が家の前を舞う。
そんな光景を見られる時間はあとどれくらい残ってるだろう。

僕の命もきっと、あの枯葉のように空っ風に吹き飛ばさてしまうんだろうなぁ

2/14/2024, 12:34:55 PM

#バレンタイン

愛おしい人に愛を伝える日。
昔は友チョコ、義理チョコ、世話チョコなんて色々ばら蒔いていたけど、今は一つだけ。

――愛おしいあなた。また1年、よろしくね。

2/14/2024, 3:10:05 AM

#待ってて

やっと見つけた。
待ってて、今迎えに行くよ

2/6/2024, 2:41:32 PM

#時計の針

チクタクと私たちは無言のまま、時計の針だけが未来に進む音が部屋に響く。

「ねぇ、もう良いでしょう?」
やっと絞り出した声は震えていた。
「もうあなたには付き合ってられないの。別れて。」

私のそんな言葉に、ずっと机の上を凝視していた彼がその瞳に私を映した。

「...嫌だ。僕は別れたくない。君と、まだ一緒に居たい」
最後の方は涙声になっていて、目元からはポロポロと大粒の涙が溢れていた。

本当は、私だって別れたくない。それでも、もう私に残された時間はほんの少ししかない。それを彼には悟られたくなくて、乱暴に立ち上がった。

「私は、もうあなたと一緒に居たくないの。あなたが出ていかないなら私が出てく。」

彼の伸ばした手はもう届かない。
涙は彼にバレなかったかな。バレでなければ、いいなぁ。

1/31/2024, 10:53:57 PM

#旅路の果てに

長い長い旅をした。
私の旅はここで終わる。
自分とは何かを探そうと、老い先短いこの身で旅に出たはいいものの、自分とは何かという問いの答えはついぞ見つからなかった。
そして、私はまた旅に出る。
死出の旅。
この旅路の果てには何か見つかるかしら...

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