神埜

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2/14/2024, 3:10:05 AM

#待ってて

やっと見つけた。
待ってて、今迎えに行くよ

2/6/2024, 2:41:32 PM

#時計の針

チクタクと私たちは無言のまま、時計の針だけが未来に進む音が部屋に響く。

「ねぇ、もう良いでしょう?」
やっと絞り出した声は震えていた。
「もうあなたには付き合ってられないの。別れて。」

私のそんな言葉に、ずっと机の上を凝視していた彼がその瞳に私を映した。

「...嫌だ。僕は別れたくない。君と、まだ一緒に居たい」
最後の方は涙声になっていて、目元からはポロポロと大粒の涙が溢れていた。

本当は、私だって別れたくない。それでも、もう私に残された時間はほんの少ししかない。それを彼には悟られたくなくて、乱暴に立ち上がった。

「私は、もうあなたと一緒に居たくないの。あなたが出ていかないなら私が出てく。」

彼の伸ばした手はもう届かない。
涙は彼にバレなかったかな。バレでなければ、いいなぁ。

1/31/2024, 10:53:57 PM

#旅路の果てに

長い長い旅をした。
私の旅はここで終わる。
自分とは何かを探そうと、老い先短いこの身で旅に出たはいいものの、自分とは何かという問いの答えはついぞ見つからなかった。
そして、私はまた旅に出る。
死出の旅。
この旅路の果てには何か見つかるかしら...

1/30/2024, 3:02:36 PM

#あなたに届けたい

あなたを好きだというこの気持ち。
あなたは一時の気の迷いだと僕の気持ちを見て見ぬふりをする。
本当は分かっているんでしょう。僕がどれだけ本気であなたを想っているか。

それでもあなたは臆病だから僕の気持ちを無視するんだ。
だから、いつまでも何度でもこの想いをあなたに届けましょう。
あなたを愛しているからこそ。

1/20/2024, 11:59:10 AM

#海の底

コポコポと耳元で音がする。
ただのストレスで右耳が聴こえづらいだけなのに。

それでもなんだか海の底にいるみたいで、少しだけ心地よく感じるのはどうしてだろう…?

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