神埜

Open App
10/23/2023, 3:15:31 PM

#どこまでも続く青い空

あの日君と見つめた青い空は今も僕の頭上に広がっている。

どこまでもどこまでも続く青い空は、今君の上にも広がっているのかな。

会いたいよ……。

だけど、あと少し待っていて。
きっと君に相応しい男になって、君のもとへ戻るから。

10/22/2023, 1:03:10 AM

#声が枯れるまで

君に「もう要らない」と言われた僕は哀しくて、辛くて、捨てられたくなくて君に縋った。

だけど、君は鬱陶しそうに僕を睨むだけで、その言葉を撤回してくれはしなかったね。

だから決めたよ。

僕は君を恨んだまま死んでやるって。

君はきっとすぐにでも僕のことを忘れるだろうけど、僕は恨んで恨んで死んでやる。

だって、保健所に連れていかれれば僕は誰かに貰われるか、殺処分になるんだから、ね?

10/19/2023, 2:44:24 PM

#秋晴れ
#すれ違い

秋のとても天気がいい日のことだった。

君と話していたらいきなり、意味わかんない!そう言って君は怒って僕の前から姿を消してしまった。

僕は訳が分からなくて、待って!と引き止めたのに君は行ってしまったよね。

あの後、何がダメだったのか考えたんだ。

きっと、あの言葉がダメだったんだよね。ごめん。

でも僕は君が受け取った意味で言ったわけじゃないんだよ。

それだけは知っていて欲しい。

10/17/2023, 9:55:03 PM

#忘れたくても忘れられない

大好きだったよ。

忘れたくても忘れられない、耳の奥にこびりついている君のその言葉は。

僕自身が一生聞けなくした。

あぁ、もっと早く言ってくれてれば。

そうは思っても後の祭り。

僕も愛してた。

君を殺したその足で、僕は警察に自首することにした。

10/16/2023, 9:49:14 PM

#やわらかな光

彼女が僕を見る時、いつもその瞳には仕方ないなぁ、とでもいうような光が宿っている。

暖かく、僕を導いてくれる光。

その光が僕は嫌いだった。

本当はありがたいはずなのに、何故か僕は君に見下されているような気になって、どうしても許せなかった。

ごめん、ごめんね。

僕はその言葉を飲み込んで、君の首に手を掛けた。

そんな時にも瞳にはやわらかな光を宿していた君は、どうして、僕を受け入れるのか、今でも分からないまま。

Next