神埜

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#やわらかな光

彼女が僕を見る時、いつもその瞳には仕方ないなぁ、とでもいうような光が宿っている。

暖かく、僕を導いてくれる光。

その光が僕は嫌いだった。

本当はありがたいはずなのに、何故か僕は君に見下されているような気になって、どうしても許せなかった。

ごめん、ごめんね。

僕はその言葉を飲み込んで、君の首に手を掛けた。

そんな時にも瞳にはやわらかな光を宿していた君は、どうして、僕を受け入れるのか、今でも分からないまま。

10/16/2023, 9:49:14 PM