神埜

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7/12/2023, 9:42:41 PM

#これまでずっと

これまでずっと我慢してきた。

親が友達なんか要らないと言ったから、友達は居ない。
お菓子もカップラーメンも他にも色々。

親がダメだと言ったから我慢、我慢、我慢。

なんで僕だけこんなに我慢しなきゃいけないの?

ねぇ、お義父さん、お義母さん。

あなた達が事切れる前に教えてよ。

7/11/2023, 2:51:37 PM

#1件のLINE

また一緒に行こうね!

君からのLINEはこれが最後。

あれからもう1年が経つよ。
早く目覚めて、眠り姫。

7/10/2023, 3:12:57 PM

#目が覚めると

目が覚めるとそこは知らない天井だった。みたいな導入から始まる物語、結構あるけど僕あれそんな好きじゃないんだよね。

そう言った彼はつまらなそうに口を尖らせていた。

どうして?と私が問うと、

だってさぁ、――――――じゃん?

そこで目が覚めた。
あの時彼はなんと言っていたんだったか。

もう一度同じ夢を見られれば、分かるだろうか。
そして私は再び眠るため、枕元の睡眠薬に手を伸ばした。

7/9/2023, 3:23:00 PM

#私の当たり前

私にとって、誰かに暴言を吐かれることは当たり前。
幼い頃からそうだった。

親兄弟に友達もどき、先生に先輩、後輩。

毎日毎日心無い言葉を投げつけられて悲しかった、苦しかった、辛かった。

そして私は自分の心を守るために、心を動かさなくなった。

何を言われても無表情。そうしたらもっと心無い言葉を吐かれたけれど、私は何も感じない。

感じない、はずだった。
貴方に出逢うまでは。

貴方が私の心を溶かしたから、溶かしてしまったから、また私は心が動くようになった。

それと同時に心の柔らかいところに、暴言という矢が何本も突き刺さってくる。

だけど、貴方がそんな矢を抜いて、手当をしてくれるから、また笑えるようになったの。

心無い言葉は今でも嫌い。痛くて痛くて堪らない。

だけど貴方が横に居てくれるなら、そんな痛みにも耐えられる。
だから、私から離れて行かないでね。

そう言った彼女の瞳は暗く淀んでいた。

7/8/2023, 4:16:41 PM

#街の明かり

午前2時

この時間になると街の明かりは、住宅街でまだらに点いている光か、道にぽつりぽつりと立つ街頭、はたまた24時間営業の店や自動販売機。

この時間はなんだかワクワクする。

子供の頃には出来なかった、深夜に外に出るという行為。

それを大人になった今なら存分に味わえる。

さぁ、今日はどこへ向かおうか。

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