不条理
不条理の意味を調べてみたけど、よくわかんない。姉に不条理の意味を聞くと、「生きてるこの環境のことだよ」と言ったけど、意味がわからない。
中学聖日記というドラマのサントラに、不条理という題の曲がある。不条理ってそんな感じなのかな。不条理の意味はよくないのかもしれないけど、その曲はめっちゃ良い。
泣かないよ
「寂しくなると思ってずっと言えなかったんだけど、私明日引っ越すの」
突然のあなたからの告白に何も言えなかった。
どうして言ってくれなかったのだろう、私たち親友だと思ってた。親友なら一番に言ってくれるものじゃないの? いや、親友だと思ってたのは私だけだったの? そうか、だから何も言ってくれなかったんだね。
お見送りなんて行ってやるもんか、と思っていたのに駅まで来てしまった。
「来てくれてありがとう。あの、引っ越しのことずっと言えなくて本当にごめん、悲しむ顔見たくなかったの」
ドラマでよく見るけど、こういうときって、2人で泣きながら抱き合うんだろうなと思った。泣かないよ、私は。
発車の合図のアナウンスが鳴り響いた。あなたはなんだか気まずそうに、
「じゃあ、行くね」
と言って、新幹線に乗り込んだ。私は、ずっと無表情のまま何も言わずにあなたの姿を目で追った。そのまま顔色を変えずに見送るはずだったのに、新幹線が発車して、あなたの姿が完全に私の視界から消えた時、私の目から一粒、二粒と涙が溢れた。絶対泣かないと思ってたのに泣いちゃった。本当は分かっていた。いつもあなたは私のことを思いながら話をしてくれていた。クラスメイトが陰で私の悪口を言っていたことも、他の子は教えてきたのに、あなたは何も言わずに笑っていた。私が悲しむと思ったのだろう。だから引っ越しのことも言えなかったんだよね、気づいてたのに気づいてないふりをした。
私から会いに行くね、必ず。
過ぎ去った日々
昨日失敗したことや、怒られたことをうじうじ悩んだり、大丈夫だったのかなと心配になったりすることがよくある。でも、私が好きな言葉でこんな言葉がある。
「過ぎたことで心を煩わせるな」
いつも、確かにと思う。過ぎた日のことを考える時間はもったいない。だってもう起きてしまったことなのだから。過去は変えられないのだから。それなら今この瞬間のことと、これからの数時間後のことを考えよう。それが難しくても、日に日にこの言葉が身体の中にスッと入っていくはずだ。
月夜
満月の夜、横にいるあなたの顔を見ながら、
「月が綺麗ですね」
と言った。あなたは私の方をチラッと見てから、また月を見上げた。
「私は、、、太陽の方が好きです」
そう言われて何も返すことができず、私はその後言おうとしたことをそっと飲み込んだ。
大好きな君に
いつもありがとう。
ここに行きたい!ここに行かない?って言ったらいつでも「いいよ」と笑ってついてきてくれてありがとう。だからあなたももっと自分のしたいこと言ってほしいな。
「今日は適当にごはん食べに行こうか」って言ったら「うん」ってまた笑ってくれる。本当に「うん」なのかな。
「行くところないし、もう帰ろっか」って言ったら「そうだね」ってまた笑う。
だからいつもなんか申し訳なくて、でもあの日、あなたにこう言われてすっごく嬉しかった。
「〇〇ちゃんといると気を遣わなくていいし、プリクラで腕を組んだのも初めてで、〇〇ちゃんとはもう慣れた笑 入社した時はこんな1ヶ月に一回会うようになるなんて想像もできなかったよね。高校の友達ともこんな頻繁に会わないのに」
私だってそうだ、1ヶ月に1回会う人なんてあなたしかいない。私が退職してからも会ってくれるなんて。いつもあなたと遊ぶ時、「同期と遊びに行ってくる」と言って家を出るけど、ちゃんと名前を言おう。私の素敵な元同期であり、友達である、あなたのことを知ってほしい。
恥ずかしくて、面と向かっては言えないけど、いつもありがとう。大好き!!