またやった……。
もう駄目だ……。さすがに日常になったと思っていたのに……。なぜだ……。
また書き損ねた。約一週間ぶり、三度目である。
ちゃんと覚えていたのに。考えて、思い付かなくて、結局その後忘れてしまった(覚えていたとは)。
毎回後悔してる。毎回やらかしたーって言ってる。はぁ。
もっと書くことを日常にしたい。もっともっと。
『日常』
子供の頃は、楽しいことばかりだった。
苦しいとか、悲しいとか、わからなかった。
いつからそうなったんだろう。楽しいが減っていった。
今は――一周回って楽しくなってる!
もちろん、悲しいこと、辛いこと、そういったことも山程ある。むしろ、多い。
でも、たくさんのことを経験していくうちに、いろんな出来事を多角的に捉えられるようになって、嫌いなものもあるけど、自分の好きなものがたくさん増えて、楽しいことに目を向けられるようになったんだ。
悲観しないで。あの頃の自分。顔を上げるのが難しい日もあったけど。
大丈夫だよ。
人生、意外とどうにかなる。なんだかんだで、生きている。
『子供の頃は』
赤って美しいよね。
私、赤色が大好き。
ほら、赤が舞って、綺麗でしょ。世界が赤に染まって、綺麗でしょ。
もしかして、もう見えない?
あなたの赤で、こんなに美しいのに。
『好きな色』
あなたがいたから、今、生きている。あなたのおかげで、今、人生が楽しい。
あなた――推しのおかげで、いきいきとしてる! 元気を貰って、また生きていく。
出会えて良かった! ありがとう!
真面目な話、心の拠り所をいくつか見つけておくの、大事。
『あなたがいたから』
「入る?」
玄関で所在無げに泣き出した空を見上げる君へ、そっと傘を差し出した。
「え?」
「ほら、方向同じだし……」
慌ててそんな言い訳をする。
同じ方向だし、困ってるだろうし!
相合傘で一緒に帰りたいとか、断じてそんな不埒な理由ではない。
「えーと……」
「待った?」
すると君の後ろからすらっと背の高い男が現れた。
「遅いよ」
「ごめんごめん。帰ろうか」
「うん。あ、ありがとうね。大丈夫だから」
こっちを振り向くと、君はその男と一緒に相合傘で行ってしまった。
空よ、泣いてんじゃねぇ。泣きたいのは俺の方だ。
『相合傘』
ここから落ちてしまえば、もうここへは戻って来られないだろうな。と思う。
同時に、ここから落ちてしまえば、今の苦しみからは逃れられるのかもな。とも。
今はまだ、ギリギリな綱渡りをしている。
ここから足を滑らせたら、一巻の終わり。怖い。楽になれるのかもしれない。気持ちが揺れ動く。
でも、そんなことを考えたってしょうがない。まだ踏ん張る。もう少しだけ、頑張ってみる。
その先がどうなるかはわからないけど、まだ落ちていきたくはない。
『落下』