雨が降りそうで降らない。
泣きたくても泣けない。
どんよりと曇った空は、私の心を現しているようだった。
『あいまいな空』
泣きたい。
二回目である。こうやって、投稿を忘れてしまったのは。
でも、一回お題は見ていたのだ。その時思い浮かばす、後回しにしてしまったのが良くなかった。忙しくてそのまま忘れてしまった。
後回しにするのは良くない。
思い浮かばなかったら本を読もう。好きな本を読むと、わくわくする。本の世界の情景が、色鮮やかに浮かんでくる。影響されて、自分も書きたくなる。頭に文章が浮かんでくる。
そうしてまた次から、忘れずに自分も書こう。自分なりの物語を。
『好きな本』
じめじめどんよりした日々の中で、その色だけが綺麗に輝いていた。
「その色、綺麗だね」と言ったら、君は嬉しそうに「でしょー?」と言った。
髪を青紫に染めていた。どうやら、あじさいをイメージしたらしい。
暗い雨の中でも美しく咲く花。君にぴったりだね。
でも、何色でも綺麗だって思ってしまうんだけどね。
『あじさい』
やだやだ! ピーマン嫌い! だから食べない! ゴミ箱に捨てるんだ!
勉強も嫌い! 算数のドリルなんかぐちゃぐちゃにして、これもポイ!
やだ! このおもちゃ飽きた! ゲーム買って! やだやだ! こんなおもちゃ壊してやる!
お願い聞いてくれないママなんて嫌い! いなくなっちゃえ!
…………ママがいない。どこ行ったの!
やだ。ママがいなくなっちゃやだ! もうわがまま言わないから!
涙が止まらないよ。
「どうしたの? 買い物行ってただけよ」
ドアが開いて、ママが帰ってきた。良かった〜。
やっぱりママのこと、大好きだよ!
『好き嫌い』
元々は小さな町だった。私はその小さな町で町長をしていた。
住民は「いつもありがとう」と、作った米や野菜を差し入れてくれたりしていた。とてもいい町だった。
でも、人が少なかった。若者はどんどん都会へ出てしまう。このままではこの町がなくなってしまうかもしれない……。
私は手始めに大型商業施設を建設した。有名なお店や映画館も入っている。
若者はそこに集まって遊ぶようになり、大人達もみんなそこで買い物をするようになった。
次に新しく観光地を作った。多くの人が楽しめるような、次世代型の施設。観光客も増えてきた。
そんな形で、いろいろな物を作り、新しくしていくと、少しずつ外からも人が入るようになった。これで町はなくならないだろう。
ただ、昔からあった商店街は、新しいものに客を奪われ、廃れていった。
気付けば、小さな町は大きな街になっていた。私の懐も潤っていた。
でも、もう誰も自分のところで作った米や野菜を差し入れたりはしない。
私が好きだった小さな町は、もうなくなっていたのだ。
『街』
私に不思議な力があれば。たとえば、癒しの魔法や、時を戻せる力があれば。
そしたら、どうにかしてあなたを助けに行くのに。
『やりたいこと』