川柳えむ

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6/15/2024, 9:30:15 PM

 雨が降りそうで降らない。
 泣きたくても泣けない。
 どんよりと曇った空は、私の心を現しているようだった。


『あいまいな空』



 泣きたい。
 二回目である。こうやって、投稿を忘れてしまったのは。
 でも、一回お題は見ていたのだ。その時思い浮かばす、後回しにしてしまったのが良くなかった。忙しくてそのまま忘れてしまった。

 後回しにするのは良くない。
 思い浮かばなかったら本を読もう。好きな本を読むと、わくわくする。本の世界の情景が、色鮮やかに浮かんでくる。影響されて、自分も書きたくなる。頭に文章が浮かんでくる。

 そうしてまた次から、忘れずに自分も書こう。自分なりの物語を。


『好きな本』

6/13/2024, 10:39:14 PM

 じめじめどんよりした日々の中で、その色だけが綺麗に輝いていた。
「その色、綺麗だね」と言ったら、君は嬉しそうに「でしょー?」と言った。
 髪を青紫に染めていた。どうやら、あじさいをイメージしたらしい。
 暗い雨の中でも美しく咲く花。君にぴったりだね。
 でも、何色でも綺麗だって思ってしまうんだけどね。


『あじさい』

6/12/2024, 10:32:55 PM

 やだやだ! ピーマン嫌い! だから食べない! ゴミ箱に捨てるんだ!
 勉強も嫌い! 算数のドリルなんかぐちゃぐちゃにして、これもポイ!
 やだ! このおもちゃ飽きた! ゲーム買って! やだやだ! こんなおもちゃ壊してやる!
 お願い聞いてくれないママなんて嫌い! いなくなっちゃえ!

 …………ママがいない。どこ行ったの! 
やだ。ママがいなくなっちゃやだ! もうわがまま言わないから!
 涙が止まらないよ。

「どうしたの? 買い物行ってただけよ」
 ドアが開いて、ママが帰ってきた。良かった〜。
 やっぱりママのこと、大好きだよ!


『好き嫌い』

6/11/2024, 10:34:41 PM

 元々は小さな町だった。私はその小さな町で町長をしていた。
 住民は「いつもありがとう」と、作った米や野菜を差し入れてくれたりしていた。とてもいい町だった。
 でも、人が少なかった。若者はどんどん都会へ出てしまう。このままではこの町がなくなってしまうかもしれない……。
 私は手始めに大型商業施設を建設した。有名なお店や映画館も入っている。
 若者はそこに集まって遊ぶようになり、大人達もみんなそこで買い物をするようになった。
 次に新しく観光地を作った。多くの人が楽しめるような、次世代型の施設。観光客も増えてきた。
 そんな形で、いろいろな物を作り、新しくしていくと、少しずつ外からも人が入るようになった。これで町はなくならないだろう。
 ただ、昔からあった商店街は、新しいものに客を奪われ、廃れていった。
 気付けば、小さな町は大きな街になっていた。私の懐も潤っていた。
 でも、もう誰も自分のところで作った米や野菜を差し入れたりはしない。
 私が好きだった小さな町は、もうなくなっていたのだ。


『街』

6/10/2024, 10:41:24 PM

 私に不思議な力があれば。たとえば、癒しの魔法や、時を戻せる力があれば。
 そしたら、どうにかしてあなたを助けに行くのに。


『やりたいこと』

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