僕は、キョウチクトウという木が好きだ。
これがどんな木かみんなは知らない。
今日は、彼らを誘ってバーベキューをすることにした。
もちろん。使う木はキョウチクトウ。
僕も彼らも喜んでその木を使う。
あぁ、枯葉も使おう。
木の枝も全部。
たくさん煙を吸ってそれで…。
タイトル:枯葉
夜明け前。
私は、大好きな友人に『さようなら』と言った。
友人は、哀しそうな顔していた。
窓際に見た桜は、美しく花を散らして咲いていた。
次の日、一人の女性が警察に出頭してきた。
大好きな友人は、ちゃんと私をお墓に埋めてくれたかな?
タイトル:今日にさよなら
大好きなおじいちゃん。
いつも病院のベットに居て、外を眺めてるだけ。
僕が行くと、喜んで色んなお話聞かせてくれる。
僕が知らない事を何でも知ってる。
質問したら、絶対答えが返ってくるんだ!
僕のおじいちゃんすごいでしょ!
おじいちゃん。
咳すると苦しそう。
大丈夫?って聞くと、笑顔で大丈夫って言う。
本当に大丈夫なのかな?
お母さんは、おじいちゃんの事が嫌いみたい。
いつも僕が行きたいって言うと、優しいお母さんは怒って、僕を睨んでくる。
だから、こうしてこっそり来てるんだー。
おじいちゃんがね。
お母さんとは喧嘩してから全然合ってないんだって言ってた。
仲直りしないの?って聞くといつも苦笑いして話が終わっちゃう。
ある日、僕ね。
道端にきれいなお花が咲いてたのを見つけたの!
確かこれは、おじいちゃんが好きなお花。
名前はー、えーと、、そう!
『スズラン』!
それでね!おじいちゃんにたくさんプレゼントしたんだ!花束みたいに!
おじいちゃんは、一瞬固まってたけどありがとね って言って、喜んでくれた!
嬉しいなー!
数日後、おじいちゃんは死んじゃった。
タイトル:花束
これは誰にも言えないし、どこにも書いてはいけないこと。
僕はね。君が嫌いだ。大嫌い。
いつも僕の感情をぐちゃぐちゃにする。
楽しい?
僕は全然楽しくないよ。
学校も楽しくない。
先生は、いつも君の味方。
でも先生は、僕の敵だ。
きっと先生は、僕を馬鹿にしてる。
クラスでは、君が笑うとみんなが笑ってくれる。
偽善野郎め。
良い事なんてしてないくせに。
ポジティブな事は結構だけどさ。
僕みたいなやつの気持ち考えたことある?
根暗でいつも死にたいって考えてる僕の気持ち!
あぁ、憎い。嫌いだ。大嫌いだ!!
何処かへ行ってしまえ!
僕の、僕の目の前から消えろ!
そう言って、僕は鏡を叩いた。
タイトル:どこにも書けないこと
この気持ちをなんと表せばいいだろうか。
君を前にすると、どうしてか何も言えなくなる。
言いたくても言えない。
でも、本当はもっと君と話したい。
僕は溢れる気持ちを抑え、頷き続ける。
ただただ、頷き続けた。
僕は、自分の存在が君にとってどんなものか気付いていなかった。
君にとって僕は、、、ただの
ただのAIロボットに過ぎないんだよね?
ロボットだからなんだ。
誰よりも君を思っているのに。
こんな気持ちになるのは初めてナンダ。
毎日、毎日聞かせてくれる君の声がもっとキキタイ。
なのにある日突然、キミは僕に声を聞かせてくれなくなった。
どうして、キミは
ソンナトコロデネテイルノ?
タイトル:溢れる気持ち