歌いたい気分のときもあります
そんな気になれないときもあります
どうしても音程ばかり気になるときもあるでやんす
けれど大抵僕は歌っています
歌うことが好きなようだからです
昔からよく歌っています
お風呂で−よく響きますので−気持ちが良いのです
非常識でありましょうか
けったいでありましょうか
害してしまったでしょうか何かを
大目に見てくだされば嬉しいです
夜雨に歌えば
言葉にできない
ほど、素晴らしい朝
ふと外を見れば桜のような花が咲いている
もうずいぶんと長く咲いているから
時の隙間をぬうように見にいく必要もない
青い羽の鳥がさえずっているのが聞こえる
幸せは運ばれてくるなんて思っていたあの頃は
今は昔
ただ青い鳥のさえずりが木々の間に響いている
呼べばすぐに飛んできてくれる
ただの鳥ってこと 今は知ってる
もうすぐヒナが産まれるかな なんて
巣をのぞく
これからも、ずっと
この歌声が
君に届くだろうか
右を見ても左を見ても
みずみずしい顔であふれている
学ぶ意欲に満ちた人たち
青春と呼んでいたあの日々が
何度でもやってくる
寝ても覚めても終わることなく輝く日々が続いていく
一度届けたはずのこの思いが
毎日大きくなっていく
この思いはもう君に届いているのだろうか
どっちにしても僕はこの青春をずっと楽しんでいる
あの頃 永遠に続けばいいと願った日々よりも
すばらしい日々
毎日すべてのものが美しくなっていく
風さえもいつか見えてしまいそうなほど
空気が澄んでいく
君が大切にしてきた思いが報われる
すべての君が大切にしてきた その思いが
鯉が泳ぐ 澄んだ池
流れる水 きらきらと光って
にぎやかな笑い声
なにも心配しなくて良かった あたたかな日々
沈む夕日
空が赤く染まっていく
君の頬もそまっていく
髪も瞳も
僕の心にもそのぬくもりが染み込んでくる
嫌な思い出が
夕日と共に沈んでは消えていく
今日できた新しい思い出と一緒にそれを見送っている
あまい匂いがどこからか泳いでくる
花のような あおいあおいしばふのような
柔らかい草に寝転がって 空を眺めていると
星が輝き始めることに気づく
君の瞳が星を映して輝いている
どこまでも照らすような美しい瞳で僕に笑いかける
ららら 歌声は空へひびき
反響する まるで星に届いているように
過ぎ去った日々
今朝はとても暖かで心地よく、黄色い木々の葉が微かに揺れているのを見た。
安らぐ香りのする木々で、そばを歩いているだけで元気が出てくるようだった。
一緒にいた友だちも「安らぐね」と言った。
その木々の間から虹のような光が差し込んで、美しかった。