ふらわー。

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9/20/2024, 1:04:33 PM

大事にしたい


大事にしたい、宝物。

大切な、宝物。


なのに、押しには弱いから……

人にあげてしまう。
譲ってしまう。

大切な物も
大切な人も



僕にとって大切な物。
全て《完全》には、大切にできなかった。



でも、
誰にも譲れない、大切な人や物。
今は、ちゃんと守っているよ。

失った後から後悔したくないから。



「“今度”は大切にするよ」
僕はお墓の前で静かに手を合わせた。

9/13/2024, 10:34:13 AM

夜明け前

太陽に照らされて海がきらきらと光を反射している。
砂浜は透明の輝きを放っていて、綺麗な石がちらほら見える。とても美しい空気を沢山吸う。

そんなことを想像しつつ、
ベットで寝転がりながらスマホをいじる。
好きな歌を聴きながら、寝落ちしそうになる。

想像と現実って違うくて。
でも、夜明け前、
誰かが寝て、
誰かが起きて…
人それぞれの生活をしている。
現実ってのは、夜明け前にも変わらないものだね。
夜明け前になったら急に現実変わるわけじゃないし。

END

9/11/2024, 12:32:17 PM

カレンダー(実話っぽく書いていますが創作です)

カレンダーは日にちと模様やイラストで賑やかに飾ってある。幼い頃、そんなカレンダーを見ては、イベントなどを楽しみに心待ちにしていた。

カレンダーの日付には、その日を生きた証として✘‎をする。でも、お母さんが亡くなってから、カレンダーは捨てられた。お母さんの生きた証が消えた。私の生きた証が消えた。


でもさ、今は大切な友人に囲まれて、大切な恋人がいて、幸せ。

お母さん、私は貴方のことを忘れません。
そして、貴方がくれた生きた証を。
私は、自分の生きた証を自分に刻みました。
大切な人たちと歩んできたその道こそが私の生きた証です。

私の生きた証が消えないように。

歩んできた道を、カレンダーに○をします。

でも、もう
カレンダーの○が途切れても。

カレンダーが捨てられても。

私の生きた証はあります。
お母さん、幼い私にカレンダーを、生きた証を教えてくれて、


ありがとう。

9/9/2024, 9:55:44 AM

胸の鼓動

文化祭で、2年1組の出し物はお化け屋敷と決まった。

他のクラスは、グルメショプ的な出し物や部活関連の出し物、クイズ。研究展示。

映えを狙い写メを撮りまくる女子生徒。そんな女子高生に振り回される彼氏。文化祭で忙しそうな先生たち。息子娘に来るなと言われたけどこっそりくる親。
校内はもう賑わっている。

「河野さん、午後担当の人のメンバーに声かけてきて!」
「うん」
「手が空いてる人、ここ片付けてー!」
「手、空いてます」
「やばっ!もうそろそろ部活の出し物!ここ代わりに誰か、テープでとめといてっ!」
「はい」
帰宅部の私はやることが多い。
頼って貰えることがあるのだから嫌ではない。
決して好きなわけじゃないけど。

ストレートで漆黒の髪は染めてると疑われる。
高くて目立つ背はみんなの憧れの目をひく。
真っ白で透き通った肌は手入れについて聞かれる。

全部、私のコンプレックスだ。
クラスの中で孤立してる。あの人は完璧だ、次元が違う。と周りの人の距離は遠い。

「あ、河野さん1人?」
午後に私が廊下を歩いていると、たぶん1番距離の近い、クラスメイトが声をかけてくれた。
「うん」
「一緒に回ろ!」
この人の周りには人がいる。多くの、人。
「何人連れてくるんですか?」
「敬語とタメ口…どう分けてるの…??まぁ、いいや!なんだったっけ、何人?え?そりゃ2人だよ!」
「そう。じゃあ4人」
多い。4人はちょっと…。
「え、あっ、違う違う!僕と2人で回ろっていってるの!」
「…?私と?」
「そうそう!」
クラスメイトは嬉しそうに笑う。
「まぁ…1人よりかはいいかも」
「本当?!ありがと!!」
「あの…ちなみに名前を教えて貰っても…?」
「覚えてなかったの?!いずは!」
「あぁ…あの可愛い名前の」
「…そっ、そうそう!!」
なんだろう。いずはさんの横顔が少し赤い気がする。
「(女っぽい、ってからかってこなかったの河野さんが初めてなんだよなぁ笑)」

疲れたので終わり(((
気分で続き書く予定です

9/7/2024, 3:13:23 PM

踊るように

「……ゃ」
「え?何?」
「好きやっ!」
「は?す〇家……?」
「ちがうわ!ドアホ!!」
「いでっ!」


「あ、ね、ねぇ、」
「何ー?」
「す、好きな人とか、おる?」
「好きな人〜?友達全員!!」
「そっちやない!!!」
「いたぁっ?!」


「…タイプ何、?」
「タイプぅ?僕のー?あー、心理テストとかでよく『貴方はド天然タイプです!』って書いてる!」
「なんでそうなるんや!!」
「痛いぃ〜!」

最近、頭を叩かれてます……。
心は踊ってるけどね??
君は気づいてないみたいだけど、僕は天然じゃないよ?鈍感でもないし。

僕も君のこと好きだし。


君の心に気づいてる。
僕の心は踊っている。

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