視線の先には
暗い。怖い。でも、心地いい。視界に捉えるもの全てが真っ黒だけど、私の居場所はここなのかも知れないって思う。嫌って訳じゃないし、嬉しいって訳でもない。ただ、暗いし、怖いけど心地いいとは、思う。私は、ここから逃げることができるのか、何をするにも怖いから、ピクリとも動けない。だから、沢山の選択肢を私に与えた。でも、ここからどうするべきかが、分からない。ここまできたが、別に分からなくても、どうだっていい気もする。だっえ、全て面倒くさいんだもの。、、でも、最後にもう一度。もう一度だけ、友達と心の底から、笑いたい。
そうやって、綺麗で大切な思い出は、自分が何かに苛まれる時、もう一度繰り返したくなる。苦しみから一時的に逃げるために。そんな思い出を大切に出来てるのかな。今も続く私の素敵な思い出。
私だけ
走ってる、僕を置いて。あの人、かっこいい。日に照らされるあの人は、僕の目にどう映っているのだろう。既に知れない、僕の気持ち。寂しいのかもしれない、って思ったら、そんな自分が嫌になる。頼もしく自分らしく生きたい、沢山の人に親切にされたい、矛盾したようで、仕方のないこと。僕の辛さ、誰かに聞いてほしい。僕の喜び、分かち合いたい。本当にこれだけの小さなことだけど、手に入れれば、幸せになれる。なのに、掴み取るために歩み出すことができない。これだけ、と言い、幸せの道筋を過小評価する自分や、それを勝手に決めつける自分には、心底腹が立つし、嫌悪感を抱く。矛盾した理屈でも、自分の欲求は気にしない。そんな自分もまた、嫌い。
知りたかった、僕の気持ち。でも、よく分からなかった。結局、自分のことが嫌いなだけ。そうやって、自分を卑下して、殻に籠もる。あの人の姿は、僕の目にどう映るのだろう。どうせ、私だけどうしてってまた自分を貶めるんだろうな。でも、なんとなくだけど、今の僕、前が見えてないのかも知れないや。ずっと殻に籠もってるから。
遠い日の記憶
私が貴方に初めて出会ったとき、貴方は私から、遠ざかった。その時の私は、全く動じず、他の人と話していた。でも、どうしてか分からないけど、話してみたいと思っていた。だけど、上手く体が動かず、話しかけることができなかった。
ある時、話す機会を作れた。私と話す貴方は、ずっとにこやかだった。
私の目に映った、あの日の貴方の笑顔は、他の誰よりも美しかった。またあの笑顔が見れるのなら、私は何でもする。
空を見上げて心に浮かんだこと
君と離れてるな、僕。
眩しいだろうな、僕。
派手だと思われてるんだろうな、僕。
本当は、隠れたくて光を撒き散らしてるんだけどね、僕。
皆に敬遠される存在になりたかったな、僕。
誰にも知られずに、ひっそりと生きる自分が好きで、そうなりたいと日々願ってた。
けど、もう既になれてるのかもね。
でもでも、すごく僕のことを知ろうとしてくる子も居るんだよ。僕はこういう子が、あまり得意ではないけど、居なくなっちゃうと、寂しい気もする。
私の想像する光の源は、こんなことを言っていた気がした。
涼しい眼差しを向けるあの光を、じっと見続ける大きな一本の向日葵は、幸せなのだろうか。また、一輪の花だけが春をつくるのではないのだから、もっと沢山見てあげよう。美しい、一枚一枚の花びらを。
終わりにしよう
形の綺麗な焦げたハンバーグを作る君。刃の重さに怯えなくなった君。すぐにでも折れてしまいそうな針を厚い布に刺しきる君。そんな、不自然な肌色に包まれた君は、頑張って笑ってる。誰の何のための笑顔だろう。僕が頑張るから、まだ寝てていいのに。もう、終わりにしよう?穏便に過ごそうよ。今の僕には、時間が足りないから。僕の願いは、海に吸い込まれていく。僕らを連れていかないで。少しだけでいいから、待っててね。