鹿目 笹夜(かのめ さよ)

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11/5/2024, 6:26:21 AM

哀愁が漂う君の後ろ姿に僕はきゅっと胸が張り詰めた。
悲しそうな顔をする君の顔を見ると、不思議と感情が同調して僕も悲しくなる。
どうしたの? と声をかけても君は何も答えず首を振り、何も無いようかのように微笑んできた。
無理して笑っている君に僕は咄嗟に君を抱きしめた。君はおどおどして抱きしめ返そうか悩んでいた。
今にも消えそうに感じる君に僕は恐れを感じた。消えないでくれと呟き、そっと抱きしめるのをやめると、目の前には静かに涙を流す君の姿があった。
僕は慰めるようにそっと優しく君を撫でた。

11/1/2024, 8:27:03 AM

私の理想郷…平和に穏やかな世界でみんなが優しいと良いな…。
そうあなたの問いに私は答えてみた。逆に質問をしてみると、君がいる世界が僕の理想郷だよ。と答えた。
私は本当?と疑っていたらふわりと撫でられ、嘘じゃないよ。嘘つく理由ある?
と、少し不満げに言われて私は首を大きく首を振り、なんだか当たり前な自分の答えが恥ずかしく感じた。
そんな私の様子に君は不思議そうに見ていたのでどうしたの?と聞かれた。私は一瞬間を置いて、
私の本当の理想郷は君が優しく微笑んでくれる世界が理想郷だよ。
と、答えてみた。なんだか顔は熱っている感じがしたが、君は優しく微笑んで私を優しく包み込んでくれた。
ありがとう…そう私は呟いてみた。

10/25/2024, 4:29:54 AM

久しぶりに夢を見た。
誰に対してかは不明だったか、必死に行かないでと自分が泣き叫んでいる夢だった。
夢から目覚めると、もやもやとした気持ちでなんとも言えない気持ちで起きた気がしない。
そういえば今日はお盆の日だったな。旅立ったあなたに対しての行かないでと言っていたのだろうか。
ふと、そんなことを考えながら、未だにあの時の後悔を思い出してしまった。
いつまでも罪を背負う自分にどこか胸が締め付けられる気がした。

10/23/2024, 10:34:02 AM

晴れ渡った快晴の空と心地よく優しい暖かな風。
私はその空間を気持ちよさそうに感じていた。
ふと空を見上げると、さらに風が強くなった。
ああ。君が吹かせたのかな…。
どこか懐かしさが胸に込み上げた。目を閉じてその気持ちを身に沁みて感じていたらふわりと後ろから誰かに抱きしめられていた。
大丈夫。僕がいるから安心して?
そう君は私に話した。私は自然と涙で視界が揺らいだ。

10/22/2024, 11:46:41 PM

秋の木枯らしが吹けば、最近急に寒くなってきたことを感じていた。
ずっと暑さが続いていたのが嘘のようだった。もう街中にいる人達は薄着ではなく、厚着の長袖などを着ていた。
だけれど衣替えよりも厄介なのが気温差。こうも気温差が激しいと体調が崩れやすい。
大事な友達も気にかけていて逆に申し訳ないと思う。
今日高校休みたいが、そんな甘えた考え方を振り払った。休めば学力関係で自分が困ると思う。
そんな真面目すぎる自分に嫌気を覚えながらぼんやりと友達の話を聞いていた。

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