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2/7/2024, 2:05:56 PM

どっか遠くへ逃げちゃいたいな。

クラスカースト上位の私が絶対に言えないこと。

「___ちゃんならできるよね!」
「___ちゃんが一緒でよかった!一安心!」
「___さんにできないわけないじゃん!」
「___さんなら、絶対できるでしょ!」

最初は頼られてるみたいで嬉しかったけど、
できることが当たり前になってきて苦しかったな。

これなら中学の時みたいに、カースト下位でいいから
のんびり気ままに誰のことも気にせず
生きていたかった。

“全部全部捨てて遠くへ一人で逃げたい”

そんな妄想、叶うわけもなくただ虚しさが残った。

今日もできることが当たり前の世界で、
誰にも言えない、どこにも書けないことを隠して
必死に耐えて生きていきます。

『どこにも書けないこと』

2/6/2024, 5:15:41 PM

何もないまま進んでいく。
僕には何もないままみんな同じ方向に歩いていく。
「はい」と言ってせんせいについていく。

同じ方向を向いて、同じ方向に歩かないと
軽蔑した目で見られる。見下される。
周りに軽蔑されないように、嫌われないように
同じ方向にただただ真っ直ぐ歩いていく。

時間が止まってくれないみたいに、
一度歩き出したらみんな止まってくれない。
待っていてくれない。先に進んでしまう。
一人ぼっちで取り残された僕は
軽蔑され、嫌われる。下に落とされる。

「待っていてくれなかったくせに、」
なんて言えば
「早く歩けば良かったじゃん」
なんて“正論”をぶつけられてしまうから。

それなら最初から同じスタート地点に立たせないでよ。

『時計の針』

2/3/2024, 12:38:17 PM

「世界は平和だ」なんて言いきれない。
今だって戦争はあるし、大地震で被災した人もいる。
犯罪を犯す人もいるし、未だ逮捕されない人もいる。

僕らは平和を謳っているだけで
平和を求め行動しているのはほんの一部だ。
大して努力もしないやつが行動するやつを踏み潰す。
正義を押し付け人を傷つけていることを無視する。

きっと1000年先も僕らはこんなだと思う。
そもそも。人によって違う平和を求めようとしてる。
それ自体がきっと間違ってる。
平和の定義も主張しないくせに平和になろうとする。
曖昧なまま平和を求めたって残るのは
謎の正義感を振りかざす正義厨だけだ。

人によって正義も悪も違うのに、
全く同じ平和を求めるなんて不可能に近い。

大人達が馬鹿な言い争いをする姿を
子供がみて、そこから何を学ぶのだろう。
結局、大人になっても子供じみた考えは治らない。
子供のまま大人になっていく。

1000年後もきっとこんなだ。
正義厨が人を傷つけ、子供じみた大人が社会をつくる。
こんな世界で平和になろうとするなんて無駄なんだよ。

『1000年先も』

2/1/2024, 11:22:32 AM

幼稚園生の頃、同い年なのに君の方が身長高くて、
いつも背中押してくれてたよね。
どんどん大きく揺れて高さを増していって
最初は怖かったけどだんだん楽しくなってきて
ブランコが大好きになったよ。

小学生の頃、放課後ランドセルを投げ飛ばして
君と二人でブランコを漕いだよね。
僕の背丈も増してたまに二人で立ち漕ぎなんかして。
6年生になるまでほぼ毎日一緒にブランコを漕いだよね。

中学生の頃、PTAの主張でブランコがどんどん無くなってったよね。いつも遊んでた公園からも、学校のブランコもほぼ全部が撤回されていったのを覚えてるよ。
1年生の頃はショックだったけど、時間が経つにつれ
僕達は別々の道で幸せになろうとして
放課後一緒にいることもなくなったよね。
ほんとはもっと遊びたかったな。

高校生の今、あの公園は取り壊されて今は住宅地になったよ。そのことを同級生と話したけど、あの公園のことは知らないって言っててびっくりしちゃった。同級生であの公園知ってる人は僕らくらいらしいよ。なんだか秘密の場所みたいでうきうきするな。
あの公園で遊んだ記憶は今は僕しか持ってないんだな。
なんだか少し寂しいや。
君ともっと話していればよかった。

中学を卒業した春休み。君は死んだ。
君のお母さんに聞いたけど自殺だったんだね。
ごめんね、気づけなくて。
今も時々君を思い出して、
あの公園があった場所に行くんだ。
住宅地だから長居はできないけれど、君との思い出はちゃんと僕が持ってるからね。絶対に忘れない。
もう今は話すことすらできないけれど、
いずれ僕がそっちに逝ったら思い出を語りたいな。

『ブランコ』

2/1/2024, 2:19:40 AM

長い長い人生という旅を今終える。
今思えば、僕の人生には何もなかったな。
趣味も特技も青春も。全部空っぽ。
それなのに心はどす黒く壊れていた。
何もなかった、何もなかったから今終わらせる。

存在意義もここにいる理由もない。
今終わらせなかったらきっと後悔する。
だから、僕は今人生という旅を終わらせる。

僕の人生の果てに残ったのは
空っぽなまま満たされない心だったよ。

『旅路の果てに』

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