冬は一緒に……
冬は一緒に……
思わず、何もかもを
吐露しそうになるのを
ゴクンと、飲み込んだら
思った以上に、それは硬い
石のようで
心が痛くて、涙が出た。
でも、今年の冬じゃなくてもいい
次の冬でもいい。
冬じゃなくてもいい
いつかの、いつかでいい。
見つめる鍋は煮えない。
そう思えばいい。
自分の出来る事を、繰り返し
丁寧に過ごしてゆけば
きっと、あっという間に時は経つのだ。
【お題:冬は一緒に】
しんどい時は
ちゃんと、しんどいと
伝えてくれて。
早めに寝ますね。と
言ってくれる
人が好き。
そしたら、私も
早く良くなりますようにと
伝えられて
なんだか、安心出来るんだ。
【お題:風邪】
雪が降り始めると、何かと不便な
思いをすることが多い
地域に住む私は、梅雨と同じくらい
天気予報を見ている。
この冬は、どれくらい積もるだろう。
スタッドレスは、消耗品だし
冬場を凌ぐ、灯油を買いに行くのも
難儀だし、、、
朝起きたら、真っ白。
なんて事もザラにある。
ただ、ひとつだけ
楽しみにしている事もある。
それは、夜だ。
これ以上ないくらいモコモコに
着込んで、少しだけ
ひとり、雪道を歩くのだ。
田舎の住宅街は、静まり返り
ただ、雪だけが降る。
そこに、私だけの足跡が残る。
音もない。
誰もいない。
けれど、こわくない。
白い、白い、白い。
心が気持ちよく空っぽになるような
そんな、夜だ。
そしてまた、天気予報を
チェックするのだ。
億劫だなぁという表情で。
夜の楽しみは、誰にも秘密だから。
【お題:雪を待つ】
クリスマスソングが
あちこちで、聞こえ始める頃には
赤、緑、金色や銀色
リボンや星形のオブジェが
そこかしこで、見ることが出来る。
その雰囲気は
夜までも彩り始め
普段とは違う、イルミネーションたちが
ピカピカと輝いている。
キレイだなぁ…と、思うけれど。
その気持ちは、ふとした時に
共有したくなる。
イルミネーションに
スマホのカメラを向けては
見たけれど。
そのまま、コートのポケットに
ぐっと押し込んだ。
イルミネーションは、キレイだけれど
それだけでは…それだけでは足りなくて。
思ったよりも、ワガママな自分に
少し笑ってしまった。
【お題:イルミネーション】
手を繋いで歩こう!
ぶんぶん、振り回すように
世界を楽しむように!
さぁ、起きあがろう?って
本当はずっと前から準備出来てた
いつかの自分を迎えに行こう。
辛いことも、悲しいことも
やりたくは無いけど
やらなきゃならない日々さえも
越えて来たんだ。
過去の自分が、今の自分でしかないって
気付くのに時間が
かかっちゃって、ごめんね。
それを、否定するような事まで
しちゃって、ごめんね。
だから、もうこの手は離さないよ。
手を繋いで歩こう。
そしたら、なんだか
もっと心は軽く
もっと世界が広がって、変わってく。
【お題:手を繋いで】