NoName14

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7/3/2024, 3:11:58 PM


どんな場所に、立たされても。

時間を巻き戻すことは
出来ないし

失敗や成功から
汲み取れるものが
思ったほど、無いこともあるし

想いとは違った形での
突然の別れだって
いくらでもある。

けれど、目線を変えれば
それを生きていく為の足し算にも
掛け算にも豊かさにも
出来ることを、私たちは知ってる。

この道の先に…
まだ知らない、何があったとしても。


【お題:この道の先に】

6/29/2024, 12:48:36 AM


梅雨時期になると
ズラリと、並ぶ傘マークの
天気予報に…少しため息を吐きたくなる。

土砂降りの中走らせる車
予報と、見比べながら干す洗濯
蒸し暑いような外気と
スーパーの効き過ぎた冷房。

ただ、どちらかというと
夏も苦手だったりして。

間も無く、訪れる7月を
どう乗り越えようか
ふとした瞬間に、思いを巡らす。

ただ、夏は年を重ねるほどに
幼少期の思い出も引き連れてくる。

川の水の冷たさや
手持ち花火の立ち込める煙
青空に大きく伸びる入道雲
そして、あの日の家族の笑い声。

夏、苦手だけれど
嫌いになれない。
そうしているうちに
きっとすぐ、夏が始まる。



【お題:夏】

6/26/2024, 9:52:29 PM


日差しのきつい、茹だるような
あの、夏の日。

蝉の声も、君の声も
混ざり合って
いくら拭っても、だらだらと伝う汗が
気持ち悪くて。

ただ、そんな状況が一変するほどに
君は真っ白な日傘を
そっと傾け、見たこともない寂しげな顔で

おれに、さよならを告げた。

彼女の吐く息は、俺の汗を冷やすほどに
冷たく。彼女の指先は氷そのものだった。

一方的な、さよならに
追いすがる間も無く…俺の目の前から
彼女は消えた。

ただ、白い日傘が
俺の目の前に、ポツリと残されたまま。


【お題:君と最後に会った日】

6/20/2024, 12:54:26 PM


私のまわりに居た
良くも悪くも、影響を与えた

いろんな人たちが居た。

その中で、自ら遠ざかる人もいれば
突然にいなくなる人もいた。

傍で励ましてくれる人も。


あなたがいたから。
私がそこに、いれたと思う。

『あなた』という人たちが居たから
『わたし』が存在するのだと思う。

きっと、これからも。


【お題:あなたがいたから】

6/5/2024, 3:02:14 PM


心恋(うらごい)


それに、尽きる。
ただ、ひっそりと言葉にはせず。

また、胸の内に沈んでゆくのを
静かに待つのみ。



【お題:誰にも言えない秘密】




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