NoName14

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11/1/2023, 11:52:53 AM


永遠に…
なんて酷くて、優しい、響きなんだろう。

ずっと
これからも
一生

そんなふうに言われると
何故だか、涙が出てしまう。

それが嘘だった時が恐いのもある。
他人を信じきれない自分も
悲しいのかもしれない。

儚くて、尊い。
欲しいけど、眺めるだけで
充分なような。

その温かさに、少しだけ
目を閉じて。
短い夢を見てみたい。


【お題:永遠に】

10/31/2023, 2:25:44 PM

理想郷…またもや
便利なスマホの出番だ。

理想郷とは…想像上の理想的な世界。
ユートピア。
他には、幸福な世界。などなど…

ううん、なんだか
理想だからこそ許される世界
なのだろうな、と思う。

叶わないからこそ
求めてしまう、人の強くて弱い場所を
突くような…理想郷。

世界平和、今の世情を抜きにして
言えるのは
この、まとまりの無いぐちゃぐちゃな
世の中で、私の布団はかなり
私にとっては理想的であるということである。

おやすみなさい。


【お題:理想郷】

10/29/2023, 10:59:46 PM


「私」という、タイトルの
いくつものオリジナルの物語りが
あったとしたら…。

あの頃に戻りたい
選び直したいという過去が
あったとしたら…。

私は、ここまでの人生を
辿り直して、また読み返すだろうか。

そんなことを、思って
ふふっと、少し笑ってしまった。

まだ、完結にも至らない
物語りを放り出して
次の話しに飛びつくなんて出来ない。

いま私は、私だけの頁を
もがきながら
時に泣いたり、笑ったりしながら
書き続けているのだから。


【お題:もう一つの物語】

10/28/2023, 1:03:07 PM


暗がりの中で
手探りで、あなたを探す。

深い闇に吸い込まれるのか
声をあげても、響かぬ名前。

暗がりの中で
私は、誰を探す、、、

深い闇に吸い込まれたのか
その名も記憶も、忘れた果てに

私の前に立つ人に

「あなたは、だぁれ?」と

問うのであった。


【お題:暗がりの中で】

10/28/2023, 4:15:08 AM


少し背伸びしたかった
あの日、あの頃

茶葉の揺れる
小さなポットと砂時計が
テーブルの上に置かれて
少しソワソワした。

同い年の、友人と2人
歩き疲れた身体を休める為に
入ったカフェは
いつも行く場所とは違って
穏やかな雰囲気が、ゆるゆると
流れている。

友人は、ミルクティー
私は、レモンティーを選んだ。

砂時計の砂が落ち切って
カップに注ぐと ふわぁっと
紅茶の良い香りが漂って

ふわふわとした、紅茶とレモンの
香りと……
なんと、そこに紅茶初心者の私は
友人のミルクまで
注いでしまったのだ。

もちろん、ミルクは分離して
先ほどまでの雰囲気は、どこへやら。
なんじゃこりゃな、マヌケな紅茶。

今でも、紅茶を飲むと
あの日の気恥ずかしさが
思い出されたりするのだけれど

それも、また良い思い出。

「お題:紅茶の香り」

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