「私」という、タイトルの
いくつものオリジナルの物語りが
あったとしたら…。
あの頃に戻りたい
選び直したいという過去が
あったとしたら…。
私は、ここまでの人生を
辿り直して、また読み返すだろうか。
そんなことを、思って
ふふっと、少し笑ってしまった。
まだ、完結にも至らない
物語りを放り出して
次の話しに飛びつくなんて出来ない。
いま私は、私だけの頁を
もがきながら
時に泣いたり、笑ったりしながら
書き続けているのだから。
【お題:もう一つの物語】
10/29/2023, 10:59:46 PM