NoName14

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10/2/2023, 3:46:45 PM


この世界に、産まれたのが
まず…I番の奇跡。

奇跡が、繋がって連鎖して
広がって…私は私を作り上げて
そして、知る。

世の中にある、沢山の考え方と
愛情と人それぞれと。

奇跡は突然に起きる事も
成し得て、起こす事も出来る。

だから、もう一度なんて望む
ことなど.私には無いかもしれない。

世の中には、驚くほど
奇跡は溢れていて
自分に、奇跡が起きないなんて!と
悲観する事も、腹立たしい気持にも
ならないんだ。


【お題:奇跡をもう一度】

10/1/2023, 9:35:41 PM


ふと、気づけば
日没もだいぶ早くなったものだ。

まだ、感覚的には
明るい時間帯なのだが
外は思いのほか、黄昏れている。

今日から、10月か。

まだ、9月のままだった
カレンダーをベリベリと剥がす。

10月の、私の誕生日の日付けには
じーじーおたんじょおび!と
色鉛筆で、大きくはみ出した文字が
すぐに飛び込んできた。

ふふっと、笑いが込み上げる。
そしてなんとも言いがたい
愛おしさに包まれた。


【お題:たそがれ】

9/30/2023, 4:34:56 PM


自分が、何歳だか
忘れちゃうくらい忙しい
時期が、人生にはあると思う。

やるべき事に迫られて
どれだけ、動き続けてるかも
分からなくて。

大事な物を抱えながらも
止まれない。

使命感も、あるかもしれない。
けれど、自分にしか
出来ないことだと思うからこそ

きっと明日も、頑張れる。


【お題:きっと明日も】

9/29/2023, 2:53:30 PM


部屋の明かりを、全て消し
秋めいてきた夜風が、わずかに部屋に
流れ込むのを肌身で感じる。

今年は満月で、見る事の出来た
中秋の名月…

静寂に包まれた部屋で
ひとり、眺める。

ただこの一夜の月が美しければ
何も、要らない。


【お題:静寂に包まれた部屋】

9/28/2023, 2:26:38 PM


誕生日おめでとう!!

仕事の合間や休みを費やして
用意した、誕生日会も今年で2回目だ。

彼は、今年もめちゃくちゃ
喜んでくれた。
喜んで貰うためだけに、今日という日を
私も楽しみにしていたから
心の底から、喜ぶその笑顔に安渡した。

彼…だけど彼氏ではない。
ただ、気が合ってなんだかんだ
傍にいる人だ。

「今だけ、一個違いだねー
また、直ぐに私の方が年取るけどさぁ。」

会計を、済ませ
そろそろお開きの時間。

店を出て、そう言った私に彼は

「姉さんだねぇ」と、呟いた。

「じゃ、君は弟なわけ?」そういつもの
ノリで返しながらも
私は、心が息苦しくなるのを感じてた。

「うん、そうだね。」

うまく笑えてるかも分からないけど

「弟なら、私が守ってやらなきゃな!」
そう言って、笑顔でまたねと。
彼を見送った。

姉さん…その言葉が刺さって抜けなかった。
自分は恋愛対象じゃないと
不意打ちに、通告された気分になった。

そんな、些細なことで一気に落ち込むほど
彼の存在は、大きかったみたいだ。

彼の誕生日…涙がひと筋…頬を伝った。


【お題:別れ際に】

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