NoName14

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8/7/2023, 2:20:20 PM


良いことも、悪いことも
最初から決まっていた。

それを、運命と言うのだろうか。

運命に、振子のように右左と
振り回される。
それでも、何かを得ようと頭を使い
自分に問う。

これは、最初から決まっていたこと。

ただこれは、私の人生。
私は運命に持ち上げられた踊子ではないのだ。

最初から決まっていた事すら
気に食わなければ、後から変えてやれ。
どこまでも、しなやかに。戦え。


【お題:最初から決まってた】

8/6/2023, 3:04:31 PM


あなたは、海であり太陽。

この星の力。
そのもののようなパワー

身体も心も人生すらも
冷えきった時に、命の熱さに
気付かせてくれる。

そうして、何度でも
踏み止まることができるの。

あなたは、私の太陽。
手が届けば、焼け落ちてしまう。
たとえ、どれほどの距離があろうとも

月夜に憂う、日々が続いても

あなたは、私の太陽。
きっとまた出会いたい、唯一無二の存在。


【お題:太陽】

7/27/2023, 10:49:52 PM


神様が舞い降りてきて、こう言った。

「赦して、進め」と。

私は両手で覆っていた顔を
上げて、神様を見上げた。

殴られ、痣だらけの私を
静かに神様は、見下ろしている。

神様の顔に、痣はなく
とても美しい。
家中引き摺り回され、ボロ衣のような
私とは違う。

腹の中で沸々と湧きそうになる
怒りを堪えて
私は、顔を背けた。

神様は、立ち去らない。
それどころか
私の背中をさすり、耳元でこう囁いた。

「よく見なさい、出口は直ぐそこにある」

はっ…とした。
外に出る扉に、鍵はかかっていない。

そして私は……


【お題:神様が舞い降りてきて、こう言った】

7/27/2023, 12:04:15 AM


誰かの為になることで
自分の居場所を確保しようと
必死だった。

誰かの為になることなんて
誰も気付かないことなんだと…
知ってからは、後ずさり。

空回り。恥ずかしい。偽善者。

こんな風になるなんて…と
自分で貼り付けてしまった
レッテルを、泣きながら剥がした。

誰かの為は誰の為…

分からぬまま、彷徨いながら
私は塵になる。


【お題:誰かの為になるならば】

7/25/2023, 3:23:02 AM


ぽとり。と落ちたのは
あの日の線香花火だったのか
涙だったのか。

友と、呼べる人は
人生において、どれくらい必要だろう。

楽しい時だけを
共有するなら、誰でもいい。
友情は、いつ芽生えかもわからない。

結局、私は思うのだ。
思いやりが尽きてしまえば
…もう、疲れたなと。

友と呼んだ人たちの寂しさの拠り所
になるなんて、長くはもちようがない。

だからもう、暫くは眠ろう。
擦り切れた心は、熱く痛いのだから。


【お題:友情】

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