slowhand

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5/22/2024, 12:49:27 PM

また明日

子供の頃は下校の際、友達に告げた。
「また明日」
友達も嬉しそうに答えた。
「また明日」
再会を期待する挨拶である。
ただ、悲しいかな、大人はそうではない。
疲れ切って、言い放つ。
「また明日」
また明日も仕事をしなくてはいけないのかと
やりきれない気持ちになる。
同じ言葉でも、雲泥の差である。
でも、大人はまた明日も頑張るしかない。
よく食べて、よく眠って、明日に備える。
大人はつらいよ。

5/21/2024, 12:05:12 PM

透明

色がつく前か?
色を失った後か?
透明とは、そういう色だ。
私は残念ながら、色を失った後の方だが、
若い人たちには、恋愛とか、仕事とかで、
色んな自分なりの色をつけて行って欲しい。
人生って、捨てたもんじゃないから。
好きな色で彩って下さい。

5/20/2024, 1:06:53 PM

理想のあなた

言われてみたい気がするが、
プレシャーが強いのは、間違いない。
理想と現実は常に違い、それをどう埋めるかが、
大事なことである。
理想は大事だが、固執してはいけない。
また、理想を押し付けてもいけない。
理想に達してなくても、それを許せる相手が、
理想の相手だと想う。
一方的に理想を追求しても、無意味である。
我を顧みて、よく考えるべきである。
色々足りない部分があっても、あなたが理想である。

5/19/2024, 1:24:05 PM

突然の別れ

父親との別れだ。
父親は大学四年生の時だった。
亡くなった晩、兄から明日帰るよう連絡があった。
東京で大学の試験が終わった日に、亡くなった。
私は半信半疑で、慌てて翌日帰省した。
顔に白い布が掛けられている父親に縋りついた。
突然の別れが、現実になった瞬間だ。
ひとしきり泣いた後、懐いている甥が電車を見たいと
言って抱きついてきた。
ここから離れたい私は、抱っこして線路に向かった。
今から思えば、この時間が冷静さを取り戻すために
必要な時間だった。甥に感謝している。
父親が早くに亡くなったお蔭で、私は独立できた。
突然の別れとは、人を変える力がある。

5/18/2024, 1:00:27 PM

恋物語

私にとっては、13年前に終わった。
家内と結婚した瞬間に終わった。
結婚まで、結構苦労した。
毎週プロポーズして、毎週断られる。
でも毎週デートする。
家内の気持ちがわからなかった。
今にして思えば、試されていたのかもしれない。
でも、私は前しか見ていなかった。
余計なことを考えつつも、前に押し出した。
そして、何とか結婚に繋げた。
あの修行は何だったのかと、たまに振り返る。
でも、結婚したから、あまり考えないようにする。
これが、私の直近の恋物語である。

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