赤い糸
赤い糸はあると考えていたが、私にはなかった。
人間でも、動物的な勘が働くと考えていた。
ご縁とはどういうものか?
ご縁がある人に会った瞬間、発動するのが赤い糸
だと考えていた。
でも、人間にはそれを惑わす趣向がある。
赤い糸を感じなくても、人間は趣向に走る。
それを繰り返して、赤い糸がわからなくなるのか?
感性の問題だから、それ以上は言及しないが、
赤い糸を感じにくなった現代人は、自分の嗅覚を
信じて、自分の伴侶を見つけざるを得ない。
感性を研ぎ澄ますしかない。
あいまいな空
北陸の天気は変わりやすい。
「弁当忘れても、傘忘れるな。」という言い伝えが
あるくらいだ。
特に冬は変わりやすく、1時間ほどの間に、
晴れ、曇り、雨、雪と天気が変化する。
北陸の住民は慣れっこだが、北陸新幹線延伸による
観光客の方々は、折りたたみ傘の携帯を勧める。
あいまいな空などと、ロマンチックなものではない。
あじさい
徒歩通勤の途中、いろんな住宅の前を通るが、
各所の庭から、あじさいが挨拶をしてくれる。
おはようございます。
こんにちわ。
こんばんわ。
ほっとする瞬間である。
色とりどりの花が、優しく微笑みかけてくる。
そう考える自分は、この季節も好きになる。
夏が近づくが、もうしばらく微笑んでいてください。
好き嫌い
仕事関係でも、人間関係でも好き嫌いはある。
今までは隠してきたが、年齢のせいか、正直になり、
見えるようになってきたみたいだ。
あまりいい傾向ではない。
なんとか隠せるようにしなければならない。
それには我慢が必要だ。
多分、隠すのが面倒になり、横着になっている。
人間素直に生きたいが、そうもいかない。
もうちょっと我慢して生きてみることにする。
街
現在、町に住んでいる。
県庁所在地の駅から、徒歩10分圏内である。
しかし、徒歩通勤なので、公共交通機関は、
ほとんど利用しない。旅行ぐらいだ。
子供の頃から、ログハウスを建てるのが夢で、
最近想いが強くなってきた。
街に住む必要があるのか?
もっと大自然の中で、静かに暮らさないか?
家内に投げかけた。
微妙な反応だったが、急いでいない。
少しづつ理解してもらもうと思う。
シニア犬と楽しく生活できる、大自然への移住を。