真夜中
以前は素敵なロマンティックな言葉だった。
今は、何が起こるかわからない感じがする。
昔から政変や恋愛や事件が真夜中に起こった。
神秘的だが、人の油断も誘う時間帯だからか。
今はこう考える。
真夜中のうちに、全ての問題が解決しないかと。
こう考える自分は、年老いたなぁと。
愛があれば何でもできる?
愛は万能だろうか?
決してそうではない。
ただ愛がなければできないこともある。
愛がなくてもできることがある。
結論として、愛があった方ができることが多い
ということだろう。
愛は万能ではない。
だから、愛とは儚く、尊いものなのだろう。
人はそれを欲して、必死で得ようとする。
なぜなら、人は、生まれつき愛が必要なのだと
わかっているから。
後悔
人は失敗する生き物である。
だから、その度に後悔する。
そして、考え直しやり直す。
そうして、一つずつこなしていく。
物事を成すためには、後悔が過程の一つである。
だから、後悔することは恥ずかしいことではない。
後悔しないでうまくいけばいいが、
運が良かっただけかもしれない。
後悔を経た方が、身につくことが多い。
何も恐れることはない。
失敗して、後悔して、能力を研ぎ澄ませばいい。
風に身をまかせ
風が爽やかで、気持ちのいい季節である。
5月の風は、薫風と言われている。
「風薫る五月」の所以である。
連休に愛犬と外出した時、田んぼに吹く優しい風を
受けた。稲穂が揺れる気持ちのいい風だった。
ずっとこうしていたいと感じた。
そういう気持ちが、風に身をまかせるということかも
しれないと感じたものだ。
また、近いうちに感じてみたいものだ。
一年で一番爽やかで、気持ちのいい風を。
失われた時間
私にそんな時間はあっただろうか?
強いて言えば、浪人時代だろうか。
志望校合格のためだけに上京し、予備校の寮で
1年間、男ばかり200名で過ごした。
不自由で辛かったが、全国から上京したライバルと
いう友達が数名で来た。
皆、叱咤激励し、刺激し合った。
今から考えれば、異様な時間だが、楽しかった。
1年後私だけが志望校に合格し、友達とは別れた。
こんな特別な濃密な時間は、失われた時間ではない。
私にとっては有意義な青春時代であった。
私には、失われた時間などない。