子供のままで
我が家には、10歳のシニア犬がいる。
人間の年齢にすると、還暦ぐらいだ。
だが、ひとりっ子だったせいか、仔犬のような顔で、
仔犬のような振る舞いをする。
それがまた可愛いが、寿命はあと5年から7年ぐらい
だろうか?
今から亡くなった時を考えると、辛くて仕方がない。
なんとか幸せに、子供のままで見送りたい。
先に逝って、迎えにきてほしい。
三途の川の対岸で待っていてください。
必ず貴方の大好きな、方向音痴のママを手を
握りしめて、会いにいくから。
愛を叫ぶ
誰に愛を叫ぶかって聞かれたら、恥ずかしい。
それほど情熱家でしたっけと、言われそう。
文化的に日本人には似合わない気がする。
しっとりと、一方的に慕うのが日本人っぽい。
大河ドラマ「光る君へ」の影響だろうか?
いや、そうではない。日本人の気質である。
しかし、愛を叫ぶなら、家内の他はない。
できれば1日でも、1時間でもいいから、
先に死にたい。残されたくない。
息を引き取る前に、愛を叫びたいと考える。
驚かしてごめんなさい。
愛してるから、許してください。
モンシロチョウ
可愛くて可憐である。
最近はあまり見ない。
子供の頃はたくさん飛んでいたが。
どこに行ってしまったのか?
地球温暖化に順応できないのか?
心配になってきた。
モンシロチョウが飛ぶような、
のどかな優しい気候に戻って欲しい。
また会いたいよ。
モンシロチョウよ。
忘れられない、いつまでも
若い頃の昔の恋だろう。
実った恋も、実らない恋も忘れられない。
家内には話せないので、棺桶まで持っていく。
時々その相手に逢いたくなる。
逢える人も、逢えない人もいる。
逢ったら、どう想うかわからないが、逢いたい。
自分の歴史を辿る想いでしかないが。
どうか幸せであってください。
これからもずっと。
私の愛した人たちよ。
一年後
今のままだろうか?
定年の私にはわからない。
仕事はしたくない。
ただ仕事をしない自分には価値がない。
稼がない自分には立場がない。
それが怖くて、我慢して仕事をしている。
でも仕事をしない自分も怖い。
気力もなく、認知症の恐れもある。
できれば、今のまま仕事を続けたい。
それが考えられたテーマであった。
一年後、自分らしくありたい。