とある恋人たちの日常。

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5/4/2026, 1:15:06 PM

 
 雑多に人々が集まる中、彼女の声が聞こえた気がして、俺は周りを見渡した。
 
 人が多いから咄嗟に見つけられない。
 気のせいかと思いたいけど、自然と周りを見渡してしまう。
 
 意識を耳に集中させて、もう一度あの声を探す。
 
 話しかけたいんだ。
 会いたいんだ。
 
 そんな風に願っていると確かに届く願いの声。
 
 自然と足が動いてしまった。
 
 だって、会いたかったんだ。
 彼女に。
 
 
 
おわり
 
 
 
七一八、耳を澄ますと
 
 
 

5/3/2026, 12:32:00 PM

 
 彼女と話をするのが楽しくて。
 他の人とはちょっと違って、胸が暖かくなるんだ。
 
 彼女とは友達になった……とは思うんだけど、なんだろ。もう一歩近づきたいって思っちゃった。
 
 だから……
 
「ねえ、今度一緒に遊びに行かない?」
 
 そう告げた時に、驚いてから眩い笑顔を向けてくれた彼女にドキッとした。
 
「行きます。やった、嬉しい!」
 
 眉を八の字にして微笑むのが、やっぱり可愛くて、俺もつられて笑顔になる。
 
 と、彼女を誘っちゃったけど、俺の周りにも彼女の周りにも勝手に盛り上がる連中が多いから、待ち合わせ場所とか、遊びに行くところとか注意しよう。
 
 この胸の暖かい気持ちがどういうものなのか、ゆっくり知りたいんだ。
 
 
 
おわり
 
 
 
七一七、二人だけの秘密
 
 
 

5/2/2026, 12:14:22 PM

 
 困った時に笑顔で助けてくれた。
 それが気になるきっかけだったの。
 
 その後も気にかけてくれて、声をかけてくれて。
 好きな色が同じなことをきっかけに、さらに友達として仲良くなった。
 
 そんな彼は救急隊員だから、本当は誰にでも優しい。
 私に対しても普通の対応だった。
 
 だって、彼の優しさに惹かれて想いを寄せているのを知ってるんだもん。
 
 だから、私への気持ちは友達なだけで。
 生来の優しさだけで。
 
 私は服の上から胸を掴む。
 
「こころが……痛いよ」
 
 
 
おわり
 
 
 
七一六、優しさだけで、きっと
 
 
 

5/1/2026, 1:25:46 PM

 
 ピンクは社長のイメージカラーで。
 黄色はあの子で、紫はこの子で。
 
 シンプルで同じ型のピアスだから、沢山の色が並んでいる。
 最近は〝推し色〟という概念があって、同じ商品でも色とりどりのカラーを取り揃えていることが多いんだって。
 
 だから、私の周りの人にあててみた。
 
 その中でどうしても私の目を引く赤色。
 
 これは私の恋人のイメージカラー。
 
 私も彼も、好きな色は青なんだけど、私も彼も周りの人がイメージに持つ色は別だったりする。
 
 そっとそのピアスを手に取った。
 
 シンプルだから彼が付けても問題ないんだけど……。
 
「目立たないな……」
 
 それぞれのイメージカラーが髪の毛の色に近くて、結局ふたりの好きな色が一番映えると思ってしまった。
 
 
 
おわり
 
 
 
七一五、カラフル
 
 
 

4/30/2026, 1:23:17 PM

 
「あー、かわいいなぁ」
 
 首も座ったけれど、まだ頭のバランスが取りにくそうにしている俺たちの天使。
 
「う?」
 
 大きな瞳で俺を見上げては、全力で微笑んでくれるもんだから悶絶ものなんだよね。
 本当に天使なんです。
 
 愛しい奥さんがいて、可愛い天使がいる。
 ここが楽園だぁ……。
 
 
 
おわり
 
 
 
七一四、楽園
 
 
 

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