とある恋人たちの日常。

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 困った時に笑顔で助けてくれた。
 それが気になるきっかけだったの。
 
 その後も気にかけてくれて、声をかけてくれて。
 好きな色が同じなことをきっかけに、さらに友達として仲良くなった。
 
 そんな彼は救急隊員だから、本当は誰にでも優しい。
 私に対しても普通の対応だった。
 
 だって、彼の優しさに惹かれて想いを寄せているのを知ってるんだもん。
 
 だから、私への気持ちは友達なだけで。
 生来の優しさだけで。
 
 私は服の上から胸を掴む。
 
「こころが……痛いよ」
 
 
 
おわり
 
 
 
七一六、優しさだけで、きっと
 
 
 

5/2/2026, 12:14:22 PM