7/18/2025, 2:12:49 PM
昔、海は嫌いだった。
青くて、何処からともなくやってくる波も嫌いだった。
だけど、貴方と見ていた海は今も昔も好きだ。
夏と共に居なくなった貴方を私は今でも思い続けている。
7/12/2025, 8:46:36 PM
夕刻に聞く風鈴の音が、まだ幼かったあの夏を思い出させる。懐かしさが込み上げてきて、とても過去へと帰りたくなる。
居なくなった懐かしい人の顔が浮かんでは消えていく。あんなに輝いていた夏が今では霞んで見える。
もう一度、あの人の声が聞きたい。
風鈴のような軽やか声を、もう一度―――。
7/9/2025, 1:45:35 AM
あの日の風景は変わらない。
変わったのは何時も隣にいてくれた君がいなくなった事。
時間だけが僕を置き去りにして、ただ進む。
7/5/2025, 10:17:02 AM
君の声と波音が重なり、あの時なんて言ったのか分からない。
もう一度聞き返そうにも、君はもう居ない。
どれだけ耳を澄ましても、波音だけが耳朶を満たすだけだった。
7/5/2025, 9:50:10 AM
風が頬を撫でる。柔らかな風、ふと君を思い出す。
優しくて、温かくて、繊細で、何時も自分よりも人思いで、何処か抜けてて。
側に居てほしかった。勝手に手を離さないでほしかった。
君を例えるなら、こういう風のような人だと答える。
そう、青い風のようだと。