Ponnu

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2/19/2025, 1:57:57 PM

「あなたは誰」

私は…
18歳。
高校3年生。
得意な教科は国語。
好きな教科は化学。
中学はバスケ部。
高校は囲碁部。
好きになりたい食べ物はプリン。
他は割と何でもいける。
ボードゲームで遊ぶのが好き。
ジャンル問わずいろいろな本を読む。


上に書いてあることは全部私ではあるけど、どれだけ言っても限りなく私に近づくだけで「私」ではありません。
とてもたくさんの私があるのに、ponnuという固有名詞一つで「私」を表せることは、当たり前だけどとても不思議な気がします。

名前があって初めて存在できる。
名付けの力は誰もが持っている、とても強力な魔法みたいです。


2/18/2025, 2:05:39 PM

途中書きです。すみません。

ラブレターまで辿り着かなかったけど、書いたところまででとりあえず投稿しておきます。
この後ちゃんと問題のラブレターが出てくる予定です。

あと、今回の話はフィクションで、実在の人物や団体などとは一切関係ないです。


「手紙の行方」

「ねぇ、好きな人いるー?」
学校からの帰り道、友達と一緒に帰っていると、唐突に恋バナが始まった。
内心ドキドキするのを抑えつつ、至って冷静に努める。
「…いない」
…本当はいるけど。
「えっ、いるの?だれ?」
「だから、いないって」
…なんでバレてるんだよ。
「ふふっ。耳、赤くなってるよぉ」
瞬間耳を手で隠すが、もう遅い。
「やっぱり!誰なの?」
「これは、その、違っ」
必死に否定するが、否定すればするほど隠したいほど好きな人と思われてしまうことに気づいてさらに顔が熱くなる。
「…みずきくん」
「あっ、西くん」
「桜井くんとか」
私の好きな人を当てようと、友達が同じクラスメイトの名前を順に挙げていく。
…他クラスだから大丈夫なはず。
「うーん、あと誰かいたかな。あっ、三宅くんは?」
…なんで。
一気に汗が噴き出す。
冬なのに身体が熱くて仕方がない。
「違うかー。難しいな」
…ぁ、セーフ。
友達が次の名前を考えてる間にやっと少し落ち着いた。
ずっと王手は心臓に悪い。
…今度は私が反撃する番。
「逆に、好きな人いるの?」
と私が聞くと、友達はもじもじと恥ずかしそうにし、「えー、聞いちゃう?…誰にも言わない?」と顔を赤くして言った。
誰にも言わないと約束すると友達は顔を近づけて小さく呟いた。
「あらしみずきくん」
…よりにもよって嵐くんか。
小学4年生の時、私は同級生の女子の中で3番目に頭が良いから、という理由で同じクラスだった嵐くんに告白された。
1、2番目の人たちにはもう既に振られてしまったので、私に話が回ってきたらしい、と風の噂(友達の友達の友達)で聞いていたので私も同じように振った。
小学生ながら学年で3番目に頭が良いから好きって言ってくる人とは関わってはいけないと悟って、嫌いになってもらえるように結構ひどく言った覚えがある。
結果なぜか「お前なんか誰が好きになるか」と言われ、度々嫌がらせをされるようになった。
嫌がらせに「やめて」と言うと、さらに喜んでやってくるので、何があっても表情を変えずに耐え続けた小学4年生は本当に大変だった。
…クラスが離れてやっと縁が切れたと思っていたところなのに、また関わらなきゃいけないのかな。
「…あ、嵐くんだけはやめておいた方が」
「なんでそんなこと言うの?…もしかしてみずきくんのこと好きなの?」
「そんなわけあるか!」
私の返事を聞いて、ライバルじゃなくてよかった、と友達は分かりやすくほっとしていた。
私と友達なのになぜ私と嵐くんとのいざこざを知らないのかと言うと、友達が転校してきたのが小学5年生の時だったからだ。
多くの女子からどこのクラスでも人気者で、頼もしくかっこいい人に見えているようだが、私から見たらただの失礼な乱暴者のまさに嵐のような人である。


2/17/2025, 10:01:50 PM

途中書きです。すみません。

後ろ側に大きく「磨けば光る」
前側に小さく「今は原石」
って書いてあるTシャツを思い出しました。

「輝き」


2/16/2025, 1:27:53 PM

途中書きです。すみません。

私は腕時計の針が動かなくなったことに気づいた時、別に特に意味はないけど、その腕時計の止まった時間に何をしていたかがとても気になって、思い出そうとする習性があります。
皆さんもそういうついやってしまう癖みたいなのありますか?
今回はそれにまつわる話を書こうと思います。

「時間よ止まれ」


2/16/2025, 6:22:30 AM

途中書きです。すみません。


「君の声がする」

私と君は毎朝一緒に登校して下校する仲だ。

だがしかし、今は喧嘩中である。


その日、私は君と放課後に学校近くに新しくできたお菓子のお店へ行こうと約束していた。
前もって放課後に用事があるから少し遅れるかもしれないと連絡していた私は、終礼が終わってすぐに用事を済ますため職員室へ向かった。
担任の先生と話し終わりようやく帰れるとなった時には、もう既に終礼から30分以上経過していたから急いでいつもの待ち合わせ場所の図書館に行ったけど、あたりには誰もいなくて君は先に帰ったのだろうと思い、一人で帰ったのが一昨日。

翌日の朝、待ち合わせの駅で君を見つけて「おはよう、昨日はごめんね」と私が謝ると、君は「1時間くらいずっと探してたんだよ。どこにいたの?」と怒ったように言った。
「なるべく早く用事を終わらせようとしたんだけど、終礼が終わるのが他のクラスよりも遅くて、図書館に着いた時には30分くらい経過してたんだよ。図書館でかなり探したけど、いなかったから一人で帰ったんだ。てっきり先に帰ったんだなと思って…。ずっと探してたなんて知らなくて、ごめん」
「全然来ないから教室にいたんだよ。放課後にどこか遊びに行くときはいつも教室に来てくれるでしょ?だから教室なら来てくれるかなって」
「えっ?教室にいたの?」
確かに私は放課後一緒にどこかへ行くときは必ず君に教室まで会いに行くけど、それは授業と授業の合間の放課であって、放課後は普通に図書館で待ち合わせで教室まで会いに行ったことはないじゃないか、と一瞬思った。
でも君はそう考えてなかったからすれ違ったんだし、そもそも私が大幅に遅れたのが悪かったから、とそう思い直す。
「あぁ、行きたかったなぁ。なんで教室に来てくれなかったの?ずっと探してたのに」
ずっと探してたのに、という君の言葉に少しむっとする。
「遅れたのは悪かったけど、前もって遅れるって連絡してたし、なるべく早く用事を終わらせて図書館でずっと探したよ、私は。あんたはずっと私を探してたって言ってるけど、教室にいただけじゃん。それに私は授業と授業の合間に教室へ行ってあんたと約束を確認することはあっても、放課後に教室へ行ったことはないよ」
少し言いすぎてしまったかな、と思った時にはもう遅かった。
「あっそう、そう思うならどうぞご勝手に。あーぁ、ずっと待ってた時間返してほしい」
君はわざと周りに聞こえるよう大きな声で言って、スタスタと去っていった。

なんでずっと教室にいたのに、探してたなんて言うんだろう。
もしかして私が知らないだけでずっと同じ場所に留まり続けることを探していたと言うんだろうか。
授業中、集中できず朝のことを考えていると、突然先生に当てられた。
「主人公が『もう放っておいてよ!』と言ったのにはどのような思いが含まれているからだと考えますか?」
「えっと、一人になりたいから、とか?」
「本当に主人公は一人になりたかったんでしょうか?」
「そうじゃないんですか?」
「…素直なのは君の美徳ですが、言葉と心は常に同じとは限りませんよ」
その時ちょうどチャイムが鳴った。
「では、また明日同じ質問をするので、明日までにそれ以外の答えを考えてきてください」

終礼が終わり、朝に言い過ぎてしまったことを謝るため、いつものように放課後に図書館へ行ったが、君はいなかった。

その夜、なかなか眠れなかった。
これまでにも喧嘩したことはあった。
でも今まではすぐに仲直りできていたのだ。

―君の心の声が聞こえたらいいのに。

そう、私の心の声が願う。


そして今日に至るわけだが、朝の待ち合わせ場所にも君は訪れなかった。
どうにか仲直りしたくて昼放課に君の教室へこっそり行くと、君は教室でクラス内の友達とご飯を食べていた。

…今日のお弁当、好きなのばっか入ってる。

どこからか小さく声がした。
誰の声か突き止めるため、耳を澄まして辺りを見回す。


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