Ponnu

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2/22/2025, 1:59:18 PM

途中書きです。すみません。


虹と言えば小さい頃にブロッケン現象を見たことがありました。

雲の上に輪になった虹が映っていて、その輪の中心に自分の影が見えました。
私が変なポーズをすると影の私も変なポーズをして、私が虹の中心から外れると虹も私の影も見えなくなって虹の中心に戻るとまた虹の輪と私の影が見える。
まるで自分だけの虹の鏡だと思ったことを覚えています。


幼かったのではっきりとは覚えてませんが、どっかのスキー場の夕方頃と、どっかに行ったときの飛行機と、双六岳の早朝で見ました。

特に双六岳が印象に残っていて、確かちょうど頂上に登ろうとしたけどひどい雨が降って登れなかった日の翌日で、あともうちょっとのところまで来たのに、と少し悔しい思いで歩いていた時に出会いました。

今までの経験則でブロッケン現象は周りがガスっているか、雲より上に自分がいて、かつ、太陽の光が差す時じゃないと見れなかったので、雨が降ったことで山頂までは登れなかったけど、代わりにブロッケン現象が見れてちょっと残念だった気持ちは一気に吹き飛んでラッキーでハッピーな気持ちになりました。

またどこかで出会えたらいいな。


前書きが長くてすみません。
また今度「君と見た虹」を書きます。


「君と見た虹」


2/22/2025, 7:28:12 AM

途中書きです。すみません。
今日は忙しくて書けないのでまた書きます。

「夜空を駆ける」


2/21/2025, 9:59:43 AM

「ひそかな想い」

ねぇ、あの頃のこと忘れちゃった?

私達がまだ親友だった頃のこと。
手紙を渡し合っていた頃のこと。

ずっと仲良しでいようね、って誓ったあの冬のこと。

小学4年生の時、初めて同じクラスになった私とあなたはいつの間にか自然と仲良くなっていて、お互いの家に遊びに行ってはゲームやお菓子パーティーをした。
頻繁に手紙のやり取りをしたり、誕生日の時にはちょっとしたプレゼントを用意したり楽しかったなあ。

賢くてかっこいいあなたみたいになりたくて、あなたと同じように私も塾に行きたいと両親に言った、あの時の選択が人生で一番良かった選択だったと思う。
あなたが塾に通っていなかったら、そもそも塾の存在を知ることがなかったから、そのきっかけをくれたあなたに本当に感謝してる。

懐かしい小学4年生のあの頃。
忘れちゃった?って聞いたけど、私もだいぶ忘れてしまっている。


ねぇ、私が何か悪いことしたかな?

小学4年生の時からクラスがまた離れて、お互い勉強が忙しくなって遊べなくなった。
でも、私の知らないところであなたは頑張っているんだと思って、あなたに負けないように私も勉強に励んだ。
ずっと仲良しでいようね、と約束していたから離れていても私は何も怖くなかった。

やっと同じクラスになって再会した小学6年生の時。
はっきりとは思い出せないけど、確かにひどい言葉をぶつけられたのは覚えてる。

怒りとか、苛立ちとかじゃなくて。
最初に浮かんだ感情はただただ「なんで」という疑問で心の中は悲しみでいっぱいだった。

わからない、何が気に障ったのか。
私が気づかなきゃいけないことなんだろう。
気付けないから仲直りできないんだろう。

とりあえず謝ってみることを考えた。
でも賢いあなたは私の謝罪が薄っぺらいものだとすぐに気がつくだろうと思ってやめた。
私にどれだけ反省の気持ちがあっても改善点が分からなければ謝罪は意味を為さない。
それにこれ以上関係を壊したくなかった。
もうずっと前から私の知らないところで壊れていて、あなたの変化に私がずっと気づけずにいただけかもしれないけど。


小学校を卒業した後も同じ学校に合格して、中高同じ学校に通ってあなたと出会ってもうすぐ8年。
なんだかんだ腐れ縁だった。
あなたと同じクラスになることはなかったけど、たまに廊下ですれ違ったり帰り道に見かけたりした。
そのたびに避けられているのはそれだけ嫌われているのかと少し悲しくなるけど、あなたの方がきっとつらかったのだろうと思って耐えた。
もう私の何が悪かった、と聞いても思い出せそうにない。


今日でこの学校に来るのももう終わり。
長いようで短かった学校生活。
廊下の窓から遠くをぼんやりと眺める。
「おーい、皆で写真撮ろうよ」
友達の声で夢から覚めたように、私は走って聞こえた方へ向かう。
その時あなたとすれ違った後、私はあなたを見ていない。
少し目元が赤く腫れたあなたもまた私ではない友達の元へと駆けていった。


2/19/2025, 1:57:57 PM

「あなたは誰」

私は…
18歳。
高校3年生。
得意な教科は国語。
好きな教科は化学。
中学はバスケ部。
高校は囲碁部。
好きになりたい食べ物はプリン。
他は割と何でもいける。
ボードゲームで遊ぶのが好き。
ジャンル問わずいろいろな本を読む。


上に書いてあることは全部私ではあるけど、どれだけ言っても限りなく私に近づくだけで「私」ではありません。
とてもたくさんの私があるのに、ponnuという固有名詞一つで「私」を表せることは、当たり前だけどとても不思議な気がします。

名前があって初めて存在できる。
名付けの力は誰もが持っている、とても強力な魔法みたいです。


2/18/2025, 2:05:39 PM

途中書きです。すみません。

ラブレターまで辿り着かなかったけど、書いたところまででとりあえず投稿しておきます。
この後ちゃんと問題のラブレターが出てくる予定です。

あと、今回の話はフィクションで、実在の人物や団体などとは一切関係ないです。


「手紙の行方」

「ねぇ、好きな人いるー?」
学校からの帰り道、友達と一緒に帰っていると、唐突に恋バナが始まった。
内心ドキドキするのを抑えつつ、至って冷静に努める。
「…いない」
…本当はいるけど。
「えっ、いるの?だれ?」
「だから、いないって」
…なんでバレてるんだよ。
「ふふっ。耳、赤くなってるよぉ」
瞬間耳を手で隠すが、もう遅い。
「やっぱり!誰なの?」
「これは、その、違っ」
必死に否定するが、否定すればするほど隠したいほど好きな人と思われてしまうことに気づいてさらに顔が熱くなる。
「…みずきくん」
「あっ、西くん」
「桜井くんとか」
私の好きな人を当てようと、友達が同じクラスメイトの名前を順に挙げていく。
…他クラスだから大丈夫なはず。
「うーん、あと誰かいたかな。あっ、三宅くんは?」
…なんで。
一気に汗が噴き出す。
冬なのに身体が熱くて仕方がない。
「違うかー。難しいな」
…ぁ、セーフ。
友達が次の名前を考えてる間にやっと少し落ち着いた。
ずっと王手は心臓に悪い。
…今度は私が反撃する番。
「逆に、好きな人いるの?」
と私が聞くと、友達はもじもじと恥ずかしそうにし、「えー、聞いちゃう?…誰にも言わない?」と顔を赤くして言った。
誰にも言わないと約束すると友達は顔を近づけて小さく呟いた。
「あらしみずきくん」
…よりにもよって嵐くんか。
小学4年生の時、私は同級生の女子の中で3番目に頭が良いから、という理由で同じクラスだった嵐くんに告白された。
1、2番目の人たちにはもう既に振られてしまったので、私に話が回ってきたらしい、と風の噂(友達の友達の友達)で聞いていたので私も同じように振った。
小学生ながら学年で3番目に頭が良いから好きって言ってくる人とは関わってはいけないと悟って、嫌いになってもらえるように結構ひどく言った覚えがある。
結果なぜか「お前なんか誰が好きになるか」と言われ、度々嫌がらせをされるようになった。
嫌がらせに「やめて」と言うと、さらに喜んでやってくるので、何があっても表情を変えずに耐え続けた小学4年生は本当に大変だった。
…クラスが離れてやっと縁が切れたと思っていたところなのに、また関わらなきゃいけないのかな。
「…あ、嵐くんだけはやめておいた方が」
「なんでそんなこと言うの?…もしかしてみずきくんのこと好きなの?」
「そんなわけあるか!」
私の返事を聞いて、ライバルじゃなくてよかった、と友達は分かりやすくほっとしていた。
私と友達なのになぜ私と嵐くんとのいざこざを知らないのかと言うと、友達が転校してきたのが小学5年生の時だったからだ。
多くの女子からどこのクラスでも人気者で、頼もしくかっこいい人に見えているようだが、私から見たらただの失礼な乱暴者のまさに嵐のような人である。


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