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10/7/2024, 11:24:19 AM



君にずっと会う前から知っていたんだ
そんな僕の期待を裏切って君は現れた
拍子抜けする僕に君は悠々と話しかけて
出来ない約束なんか持ちかけて
知らないんだろう 知って欲しくもないけど
雨の日も晴れの日も君の姿捜したよ
定期券外の切符まで支払って
相も変わらずに本心を見せないその顔を
驚かせてみたいの
正義とか悪とか語る前に君が好き
どっかで繋がったなんて迷信は信じないよ
全部僕が仕組んでいるんだ
けれどちっとも自信なんかない

最近よく君の夢を見るよ
信じたくないような展開ばかり溢れ
確証なんてない不確定要素が
なぜだかそれしかありえない気がして
僕といる時間全てが嘘じゃないくせにどうして
そんなことするんだ 救ってあげたいんだ
って言った僕は一体何から救えばいいんだ
理不尽な世の中消してしまうまでは
君は救われないんだね

君の声を聞くたびに全部どうでも良くなってくのに
夜中に魘され起きてなにもかも手につかないような
約束なんて果たす前に君は僕の元から居なくなるのか

何一つ一貫性ない君の顔は好き
何一つ本性を見せない君が好き
愛してるだなんて君に似合わない
けど言われたかったんだ 言ってみたかったんだ


6/9/2024, 4:28:11 PM


なんとなくそんな気はしてた
お酒の瓶の蓋は開かなかった
アルコールグラスに君が映った
飲みたいなんて言い出せないから今日は君の好きにして
飲んで忘れることなんて出来ないし
翌朝辛いだけそれでも見上げるビルの街
冷たい街に君のフルジップ
風が強くて顔も盛れないね
でかいクリームソーダに乾杯して
気分は乗らないね
氷だけになったのストローで回して
笑えるし泣けもしないような空間
明日の予定にわたしがいないなんて
残念だね
吹っ飛んでなにも考えずに
飲みたいね飲みたいね
それでもあの時のこと思い出すね
思い出すね
ろくな記憶もない飲みもの
いまだに慣れないワインの味
ソーダくらいがお似合いとわかっていても
飲みたいね

6/5/2024, 12:39:12 PM



ふたりの時間に名前を付けるならそれは
儚いアルバムみたいな
いつか終わりが来ることも途中から分かっていたものだけど
それからの日々ひとつひとつが
今になってさ何故か恋しい
思い出さなきゃ良かったな
だってもうずぶ濡れだ
朝日の差す庭で話したね
君に似た花があるんだ理由は言わないけど
暑い日の下育った蕾が嬉しくなって君に見せに行ったね

薄いシフォンのカーテンが
居なくなった君の姿透かして
やけに通るようになった声に
反射するのは荒い風
このまま僕の想いすべてを
風に流して攫ってくれないか
正しいとか切ないとかもう考えたくない
夢に出た日は庭に朝露
もう一度理由を聞いて答えるから

麦わら帽子飛んでいったんだ
春の嵐過ぎて空は青い

今年の夏はどんな色が咲く
ひとりぶんの影背負って育ってく花を見てる

5/31/2024, 8:23:45 AM



肩が濡れて足りないね1人分じゃ
暗がりの中で見つめたとしても
それはわたしの本心の何パーセント
知らないふりしても気づいてるけれど
そつなくこなしてく
傷んだヒールの怪我治る頃には忘れてるから
そんな人ばっかって周りに言って
その実夢に出てくるのは君で
目線で誤魔化せないよって
いや誤魔化してよ
髪の先まで愛してくれるって言うなら考えるけどさ

終わらない恋に終止符を打たなきゃ
そろそろ雨も本格的に降り出してさ
誰かのそばアスファルトに映る君が見えた

散々見えてないんだよね
このくらいは透かして欲しいんだよね
簡単に釣れちゃったら楽しみなんてないし
本当はまた信じたいだけなんだけどな

わかってるってホームの手前
どちらと付き合うこともきっとないから



5/4/2024, 3:31:33 PM


耳を澄ますと君の吐息が聞こえてくる
あれから何年経っただろう
大人になったけど心はいつでもここにある
伝えきれないくらいありがとうを届けたい
最初怖くて諦めそうで
それでもなんとか繋いでた
思い出が蘇るよ

強すぎて弱すぎて朝昼晩
どんな目向けられても回して
心臓の音寝てる合間も
ずっと聞こえてくる

いつの間にか魅せられて
今日も見せてくれたね
あれからもう4年経つのに楽しませてくれるね

逃げてばかりで誰かに任せて
上手い人見ては人生2回目だって思って
研究して勝つまで辞めれなくて
毎日覗くのが日課ね

雪合戦 ブラックジャック
わけも分からないのに飛び込んで
敵かと思ったら仲良くなって

くるくる舞って回って
明日はもっと高くいけるかな
今日もまた成長してるかな

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