よあけ。

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10/10/2024, 6:06:08 PM

︰涙の理由

涙はストレスを軽減させる効果があるとか、ホルモンがどうたらとか、副交感神経がどうたらとか。泣くのはただのストレス反応で悲しみだけでなく喜怒哀楽どれも一種のストレスだから悲しくなくとも涙は出るとか、このストレスへの抑制作用として涙を流すとか。感情がどうこうは二の次で涙はストレスへ対応してるというただの現象であるとか。共感能力が高い人ほど泣きやすいとか、涙をコントロールする機能が非常に強い人はめったに涙を流すことはないとか。

ならどうでもいいじゃないか。泣こうが泣かまいがただの脳の反応なんだろう?

泣く人は精神が軟弱だとか泣かない人は冷たいだとか。良いように言えば前者は優しい心の持ち主で素直な人だとか、後者は自分を律しコントロールできている人だとか言える。要は言い方次第だ。

涙で判断することが全面的に悪だとは思っていない。しかしたかが涙がなんだというのだ。涙を見ればそれだけでその人の人間性が判断できるというのか?

泣いている方が被害者で泣いていない方が加害者のような、泣いている人ほど辛い思いをしていて泣いていない人はそれほど辛くないかのような、安直な考え単純な思い込みもどうかしている。

涙を流している人の口から直接話を聞かない限り、涙を流していない人の口から直接話を聞かない限り、判断などできない。寄り添いや慰め共感をするにしてもきちんと話を聞いてからにしたい。それまではただの自分の憶測で勝手な決めつけに過ぎない。

涙を流すからなんだといいのだ。涙を流さないからなんだというのだ。どれもこれもただの反応で、本人が己の感情をどう処理しているかどう理解しているかだけの話で、外野がとやかく言う必要は全くと言っていいほどない。

泣きたきゃ泣けばいいし、泣かないなら泣かないでいい。それだけでいい。

10/10/2024, 3:30:06 AM

︰ココロオドル

心は躍らなくていい。静かに鎮座していればいい。
でなければ消えてなくなってしまいたくなる。
心躍るような出来事があったらその後疲れる。
刺激的で弾けるような明るさや楽しさはいらない。
できればただ平穏で心安らかな毎日が続いてほしい。
テンションが上がるようなお知らせもほしくない。
誰かとやり取りして嬉しくなるようなことも望まない。
ただ静かにしていたい。凪のような心でいたい。

誰かとおしゃべりするのは楽しいと思う。
誰かと笑いあうことも、誰かと遊ぶことだって。
それをただ「楽しい」とだけ感じられたならどれほど良かっただろう。
辛く苦しく泣くことがなければどれほど楽だったろう。
ただただ楽しいをありのまま享受できれば。
幸せをありのまま幸せと捉えることができれば。
なんの躊躇いもなくただ楽しいことを望めたら。

朝がきたら目覚め、カーテンを開け、ふかふかの布団に包まれながらしばらくぼうっと雲を眺めて、朝食にみかんを食べる。夜になったら布団に入ってぐっすり眠る。
これだけの贅沢を得られれば他はなんにもいらない。

そう思うのはきっと今が不健康だからだ。

10/8/2024, 4:50:56 PM

︰束の間の休息

心底ムカついている。定期的にやってくる怒りというものに後押しされ振りかざす暴力。えぐり取った部分は結局コレ、いつもどうやって埋めていたっけ。

なんだ?何故己は加害者に心配されているのだ?「恋人できたら変わるよ」だの「恋人に会わせたい」だのなぜそんな無神経なことを言われねばならない?なんだ??他の奴もそうだ。トラウマだから無理だから恋愛とか気色悪いと言ったことがないからか?「なんでそんなに無理なの?」って、なんでそんなに追い打ちをかけてくる?トラウマの内容全部ぶちまければいいのか?

「穏やかで優しい自分」というのはおらず、己の優しさというのは我慢で成り立っている。いいや最早脳内辞書には優しいイコール我慢が定義付けされているのだ。優しさとは我慢である。実に間違っている。そんなのだからある時ふと爆発してキレて泣くのだ。何がアンガーマネージメントだ、何がセルフコントロールだ、たわけ。

休息を取るなら外界のすべてをシャットアウトし布団に引きこもることが一番だ。有象無象がうじゃうじゃ呟いているアプリは絶対に見ない、メッセージも全部通知オフ、連絡なんて受け取るだけダメージが蓄積される。怒りに身を任せているときに誰かとやり取りをするのは危険だ。どんなメッセージも負担にしかならずストレスを増やし、返信もどうにも刺々しくなり、これではいけないと文章を練っているその時間ですら腹立たしくスマホをぶん投げてしまいたくなる。

捨てなくとも感受性が死んでる。とにかく怒り一色で何も楽しくない。暴言を吐いているときだけスッキリ心穏やかになるだなんて重症だ。なんだか嫌な奴みたいだな。……嫌な奴なのか?全く覚えがない。キレさせるまで追い詰める奴らが悪いのだからこちとら何も悪くねぇだろ。

「勝手に我慢して勝手に自爆してるだけなのに人のせいって」ってそれでもいいかな。我慢する方が悪いってんなら我慢させる方も悪いだろ。傷つくやつが悪いってんなら傷つける方も悪いし、他責が駄目なら自責も駄目だ。どっちかだけが良いだなんてあり得ない。そもそもその良し悪しの基準誰のなんだよ。知らねぇやつの基準で知らねぇやつが勝手に口出すな。自己と他者との精神的肉体的な境界線くらい引けよ。

とにかくなんにでもイライラする。書いても書いても書いてもこれっぽっちもスッキリしないし満たされない。怒りのまま修正したってなんにもならない。美しいと思い完成させた文章を一時の気の迷いでぶち壊すことの恐ろしさとは。

とにかく破壊したい。指一本一本引き抜きたい。なんだなんで今こんなに罪悪感なんて植え付けられてるんだ。なぜ己は今加害者に心配されている??受けたことを暴露しないかと探りを入れているのか?優しく親切にすることでチャラにしようとしている??なんというド畜生!幼気な幼子にトラウマを植え付けたことを今になって思い出したのか?おやおやまあまあ!加害者はいつ暴露されるかと、その恐怖に怯えていると?

こんなの都合がいい妄想だ。どうせ加害した意識もないのだ。加害した意識もなく更に勝手に哀れまれているのだ。意識があって哀れまれているとしてもこの上ない侮辱だ。

「ちょっとやっただけ」「たかがその程度で」決め台詞はこの辺か?それとも「お願いだから流出させないでください」か?

人は誰しも間違いを犯すって?間違いの1つや2つくらいあると?己も間違いを犯したことがあるのだからあまり咎められる人間ではありませんよと?馬鹿かよ。ソレはソレ、コレはコレだ。悔やんでいようと謝られようとぜっっっっっっっってぇ許してやらねぇ!!!人の尊厳奪っといてどの面下げてんだよドアホが。

加害者も心底ムカつくが被害を受けたことがないやつってのもいいねえ!苦しむことなくお気楽に当たり前のようにそれが当然だとでもいうように、こちらが心底吐き気がするようなことを呆気なくやってその話を平然と聞かせるのだ。そしてできないこちらが変だと言う。こっちが馬鹿みたいだよ。ああ羨ましいね、完全なる八つ当たりだ。気色の悪い。最悪だ。罪のない人に怒りを向けるのは流石に違うと理解はしているが腹立たしい。

いや、無理だ。なんの罪もないわけではない。何度も何度も心をえぐりとられてる。嫌だと何度も言っているのにやめてくれないなら強硬手段に出るしかない。慈悲の心など疾うに尽きた。次同じことやったら場が凍りつこうが誰かと誰かの関係が切れようが一切合切ぶちまけてやる。いや、いやまて、軽く、説明するくらいでいいんじゃ……いいやもう耐えられない。なぜこちらが我慢せねばなるまい。

傷つけて傷つけてめった刺しにしてやる!!!

…………やめよう。幸せなら勝手に幸せになっていてくれ。見せるな。恋人を紹介しようとするな。本当にゲロってパニックになって罵詈雑言浴びせてもいいってなら会ってやるさ。やめてくれよ、犯罪者にしないでくれ。お前らの話なんて知りたくもない。

楽しくない。良くないゾーンに入っている。

「寒いこと言いやがって!」
「心なんかクソ、感受性なんて捨てちまえ、過度な繊細さなどいらん。誰にも分かっちゃもらえねぇなら最初から全部捨てろ!!」
「あっさいこと言いやがって誤魔化してるけどバレてっからな」
「ああムカつく全部ぶち壊してやる!!!!」

ありとあらゆることにキレ始めたらそろそろストレス値が限界突破しそうなんだと思う。休息が必要だ。

そうだ、自分はいつだって素敵なのだから自己否定するだなんてあり得ない。ただの不調だ。休息を取らねば。誰とも話さず誰とも連絡を取らず暗闇に引き篭もって。

どうしてあんなひどい体験をしなければならなかった?どうして?

仕方がない。だって人生だから。苦労は誰の人生にもある。自分の人生の大きな苦労の一つが、たまたまそれであった、というだけの話だ。

許せないならそれでいいんじゃないか!加害者の心一つくらいぶち殺してしまえ!安いもんだろう!はっはっは!それでトントン、チャラにしてやる。なんて慈悲深いんだろう!

生きるのをやめたい。この憎悪が消化しきれない。なんの役にも立たない。慈悲なんてこちらが注がれたい。どうしても悪人になれない。加害者であろうが傷つけられない。どうして?こんなんだから搾取されっぱなしなんだ。元来弱い人間なんだろう。笑えない。我慢して我慢して自滅して馬鹿みたいだよ畜生共。

だからとっておきのプレゼントを用意するのさ!どうやったらいかにこの被害者という武器を使えるか考えようじゃないか!相手が鬼畜ならこちらも鬼畜にならないとね!やられて黙って泣き寝入りだなんてことしないよ、でもこれ全く割に合わないからね!ほんと感謝してほしいよ向き合ってあげてるだけで仏のようだろう!挽回のチャンスを与えてあげようだなんて思っているのだから!ははは!復讐だなんてとんでもない!そんな恐ろしいものじゃないよ、ゲームみたいなもんさ!気楽にしていてほしいね。逆ギレされたいわけでもないし泣かれたいわけでもないし許しを乞うてほしいわけでもない。望みはたった一つ、ただちっぽけな精神をバキバキにへし折れたらそれで大満足なのさ。

ああどうしよう!加害している意識もなく加害できる人間ってのは頭がイカれているからな〜んの効果もなかったら悲しいなぁ。傷つけられないならどうやって困らせればいいものか。恋人に暴露?職場に連絡?ネットに流出?やりようはある。どこかに。

どうやったら苦しんでくれるだろう。赤の他人を苦しめてるのとわけが違うだろ?加害者に、正当に、異議申し立てをしようとしているだけだ。

そんなことする精神力も残っていない。悲しみに明け暮れているというのに。どうやったらこの傷を埋められる。えぐりとられた部分はどうやって補う。憎しみか?復讐心か?嫌悪か?暴力を肯定することか?なんと苦肉の選択なのだ。きれいな何かで埋めるにはあまりにも汚れ蓄積させてしまった。綺麗なもので心洗われないほど憎悪を募らせてしまった。どれもこれもスッキリしない。メルヘンすぎると羨ましくて信じたくなくてズタズタにしたくなるし、ホラーなものは記憶が蘇ってズタズタにしたくなるし、もう何もかもだめだ。いっそコメディなのか?

これっぽっちも許せない、全くもって許せない!良心なんてさっさと捨てちまった方が生きやすいのさクソ食らえ!!ははは!やりようはいくらでもある。人を不幸にするやり方は知ってる。大丈夫、いつだって人は簡単に精神を病む。ジワジワ痛め付ければ痛めつけるほど、じっとり精神に巣食って悪性腫瘍みたいになる。一気に叩かれるよりジワジワ追い詰められる方が人間苦しいのさ。

「被害者という立場を免罪符にしてそうも痛めつけるだなんて酷い」とか言われたらど〜〜しよう!とはいえそんなの元はといえば加害者が全部悪いしなあ!傷つけられたくないなら人を傷つけなければいいのさ。傷つく方が悪いと言うならやり返される方も悪い。仲良くお互い火炙りしよう。腹括れや。よう首洗って待っとけよ。

人を刺すイメージを何度もする。脂肪も筋肉も内臓も混ざりあった細切れの肉と骨だけになって、人間だった「何か」になる。ああ、こんなたかが肉と血と骨だけの何かに怒り憎悪していただなんてなんと馬鹿馬鹿しいことか、ひゃっはー!と、安堵する。

愚か者は痛みをもってしないと理解できないのだ。残念だ。本当はこんなことしたくないけれど致し方ない。教育すること、これが一つの優しさってやつだと思いますから!

やはり人を支配するのは痛みなのだ。人の人生を奪ったからにはそれなりの誠意ってもんを見せてもらわにゃこの怒りがおさまらない。お前の大事な恋人でも差し出せよ。直接本人を痛めつけるよりその人が大事にしてるものを痛めつける方が効果があるんだ、こんなことお前も知ってるよな。我々同胞だろう?きっと分かり合えるさ、お前がこちらを哀れんでくれるというのなら。ところで恋人との間に子供はできたのか?楽しみだな。そのガキの誕生日教えてくれよ。その日に最悪な知らせができることをしたい。お前の誕生日でも恋人の誕生日でもいいけど。記憶に残りやすくていいだろう!素敵な誕生日プレゼント受け取ってくれよ。

これじゃあ関係ない人を巻き込むことになるのか。なんの罪もない人を?いやいや、罪ありますから。畜生がのうのうと幸せに生きているその肩を持ってる恋人もガキも罪だと思いますの。

威勢良く啖呵切ってはいるけどきっとこんなこと実際にはできない。だって頭イカれてないし。まともな精神してたら人の心を侵害しようと思っても実際にはしないでしょう?ただただ小心者なだけだけど。あっはっは!心持ちはこん畜生めボケがと思っておいて、どうやってひっそりこっそり痛めつけようかと空想しよう。心底腑抜けの優しい人間ですから、妄想の中だけに留めておくのです。やっぱりなんて他人思いなのか。自分って素敵!最高!

休息を取ろう。きっと疲れてるんだ。

できるわけねぇだろ!!!!!道徳心なんかクソ食らえだ!!!道徳心が大事だと説くなら加害者に言えや!!もういい。全部どうでもいい。自暴自棄でも構わない。傷の一つでもつけられないと我慢ならない。思いのままに暴れていいのかって、同じことを返すことの何がいけない?私刑は駄目?なんで?いいじゃないか!それで誰も幸せにならないなんて、被害を受けたときから既に幸せじゃないんだから今更だ。自分の不幸の上に成り立つ加害者の幸せなんてむしろ滅ぼしてやる。精々苦しめ。

10/7/2024, 4:45:58 PM

︰力を込めて


ロマンチックにはなれない。


ロマンチックなこととは程遠い日常である。眼鏡コンタクトがなければ大きな文字も読めないし、鬱とは関係なく常に服用していないと身体のコントロールすらできない。どんどん視力は落ち、痛みも年々増し、アイデアは浮かんでこない。キーボードを打とうとすると指が震え、ペンを握っても震え、使い勝手の悪い手になった。長い間無口で表情筋を動かしていなかったからか頬はたるみ愛想笑いをしただけでつって、腹から笑うこともぶきっちょになった。

「ちゃんと笑っていますよ」アピールに必死でなんとも演技かかっているし胡散臭い。ならばいっそ飾らない自分でいれば良いのに「そんなんじゃ相手が困ってしまうだろうからダメだよ」なんて律儀に勝手な想像をして引っ込めている。早くリアクションしなければならないと焦り大袈裟に笑ったり悲しんでみたり、頭の回転が追いついていないというのに喋り始めて、大抵空回っている気しかしない。

頭の回転が遅い。前は気力でなんとかしていたのだと思う。常に焦燥感に駆り立てられてアレもコレも必死になってやって。常に高い心拍数に一瞬でも意識を向けると途端に息苦しくなる。前はそれでも上手くかわせていたらしい。どうやって?分からない。

一度なってから癖づいているんだろう。こちらとしてはよくあることで、大きく息を吸って吐いてを繰り返し落ち着くのを待つだけだが、端から見れば過呼吸になっている人に見えるみたいだ。「誰かに連絡?救急車?迎えに来てもらう!?」そんな大事にしなくともほっときゃおさまりますよ、なんて減らず口を叩けるのは頭の中のみで、実際には申し訳なく情けなく涙がじんわり滲み出てくるのですら情けなくて、最終的に行き着くところ「なんて面倒臭いんだろう」。土壇場でめんどくさくなることは良くある。

実に面倒臭い。まともに息すらできないことも、人といるときにそんなことになるのも。対策として誰とも一緒に出掛けない、誰かと出掛けるときには事前説明する、なんてのもあると思うが、ああもうどれも面倒臭い。誘われたのを断るのも面倒臭ければ行くのも面倒臭いし説明するのも面倒臭い。じゃあ一生部屋から出なければいいじゃないかって、現実的に考えて無理なことも流石に分かる。

面倒臭いというより虚しい。元気よくうん!と返事して、何事もなく外出を楽しんで、普通に家に帰ってくるたったこれだけのことが出来ない。虚しいなんて実感したくもないから「面倒臭いなぁ」とぼんやり包み込んでしまう。

惨めという言葉が似合いだ。ああ嫌だな、惨めだなんて信じたくもない。時間だけが過ぎていく。

無表情無口でいたい。話すペースも何秒かの間がほしい。頭の中でじっくり考えてから返事をしたい。でもそれじゃまるで無視をしているみたいになってしまうし、反応が薄いと人は不安になってしまうし、だから早く……って、それがもうできそうにないのだ。

元気がないのがデフォルトですから元気がなさそうだと心配しないでほしい。メッセージで絵文字を使ったり元気な口調なのは頑張ってやっているだけで基本的に文章だって淡白な方だ。笑ったりすることも少ない。色んなことに反応が薄くて話をされてもその場では「へぇ」しか浮かんでこない。持ち帰って吟味しなければ自分が何を感じたのかも分からない。「今って楽しいの?悲しいの?しんどいの?楽しいの?怒ってるの?」と聞かれても、分からないとしか答えられないほど頭の回転が錆びまくっている。

「相手に合わせるのをやめたら?それで勝手に自滅してるだけでしょ?」ごもっともだ。じゃあ、もう何もかもしなくてもいいか?笑わず、反応も薄く、メッセージの文章は硬く、何考えてるか分からない――

――いや、それでいいんじゃないか。なまじ人に気を遣う人間だったからそうしていただけで、もう今はいいんじゃないか。やめよう、こんなアホくさいこと。自滅しているだけじゃないか、アホくさい。人間常に一定ではないし、昔と今じゃ変わることだってある。それが嫌だと言われるならそれで別にいい。

前からずっとそうだった。ずっと偏屈な奴だった。人と馴染んで生きていくにはハードルがいくつもあった。蹴飛ばす勇気もなかった。指をさされたくはなかったから、批判されるのが嫌だったから。逆にいるのか?指さされて喜んで批判されて幸せになる人。いるならいっそ羨ましい、その精神伝授してほしい。

大事なことには変わりないんだろうが、中途半端人との調和が大事なんだと思ってしまった。向いてないのに。向いてないなら別の方法を探す他ないし、自分に合ったやり方、気持ちの落とし所を見つけるしかない。

何かに頼らないと生きていけないのだ。眼鏡もコンタクトも薬もなければ普通に生きてなんていけない。靴がなければ出歩けないし、時計がなければ時間が分からない。仕方がないこと、当たり前のようなこと。身長は変えようがないし、アレルギーは治らないし、いらない臓器や体のパーツも病気にならない限り取り除けない。割り切って生きていくしかないことはきっとたくさんある。嫌なら死ぬしかない。死ねないなら生きるしかない。かと言って生きれもしないなら対策するしかない。方法を見つけるしかない。心の根っこにあるものもきっとそうそう変わられない。変えられたとしてもそう簡単なことではないだろう。受け入れる他ない。

甘い菓子が食べたい。苺がたくさん乗ったケーキが食べたい。美味しい紅茶を淹れたい。それから流星を見て眠りにつきたい。清々しい朝空を見て、部屋の窓を開けて新鮮な空気を入れこんで、こんがり焼いた食パンを食べたい。作業して、コーヒーブレイクを挟んで、充実した一日を過ごして、19時には夕飯を食べて、湯船に浸かって眠りたい。

無理だ。ゴミ屋敷が似合いだよ。ままならないというよりロマンチックな日常を思い浮かべるだけで重苦しくなってしまう。時間通りに生活するなんて苦痛以外の何物でもない。ルーティーン通りに事を運べなかったときのストレス度が半端なかった。「こんなこともできないのか!」と「こんなこともできないんだ」の苛つきと悲しみで心がぶっ壊れて泣いた。意味が分からない。

ロマンチックとは程遠い日常を送っている。やめたほうが気楽なことはある。手放すほうが楽になることはある。体が重くて時間通りに動けないならルーティンは作らないほうが身のためだと思うし、薬に頼るなんて嫌だと思ったって頼ったほうが調子がいいなら頼るほうが良いし、紅茶は飲みたいときだけ飲めばいい。数分待つのが面倒臭いならティーバッグをジャボジャボ揺すってしまってもいい。やっぱりそれはやめておいた方がいいかもしれない。2分3分くらい待っておけ。

やめよう。分かりにくい人だと思われるのはきっと自分が変な上辺を作っているからだ。やめよう。とはいえありのままで人と関わることなんてほぼ不可能だし、本音と建前は使い分けた方が人間関係円滑になるのは事実だからそこはやめない。しかしできないことを無理矢理すると余計心が蝕まれ悪化するし、勝手に幻想を抱かれて勝手に幻滅されやすい。やめよう。

儚くもなければお上品でもないしましてや聖人でもなければ天使でも何でもない。打たれ弱いし精神が脆いが故に加害されたくないなら人当たりは良くして温厚に見せかけているが、基本キレ症でキャパは少なくすぐ舌打ちをしたくなる小物人間だ。己の人間性もロマンチックにはなれない。

10/6/2024, 7:00:36 PM

︰過ぎた日を想う

「人に評価されたりされなかったり、ダメ出しされたりするの、もう耐えられない。もう何もつくりたくないよ、でも頑張らないとならない、もう無理だよ」

睡眠時間を削って試行錯誤して練に練った案を全て却下され、今夜も徹夜が確定した頃、もうどうにもこうにもできそうになく泣き言を口にした。

自分のことも他人のことも受け入れられなかった。

聞き入れられなかったんだろうなぁ。何でも否定だと受け取って、認めたくなくて、信じられなくて。

知ってしまったら嫉妬して、どうせお前が深く考えもしない脳天気な人間だからだろって馬鹿にして、結局自信があるからだろって否定して。否定して否定して馬鹿にして見下しながらどうせ自分が悪いんだろって自分のことを下げるしかなく。

頭が痛くて耳鳴りがして、とにかく気分が悪かった。どうしようもない現実に打ちひしがれて卑屈という現実逃避ばかり選んだ。

そういう部分は消してほしい。ヘドロのような感情は全てろ過してほしい。ついでに加害者に心配される筋合いなどないと思う部分も消し去ってほしい。私が真に優しい人になれるのならば、是非ともそうしてほしい。

徹底的に隠せば良いものを中途半端顔を出させて、つつかれたら怯えて震える。なんと愚かな自業自得。

愚直に生きる愚か者だと馬鹿にした心すら売り捌いて金に変えても、きっとそのお金で綺麗な心なんて買えないんだろう。汚いなら汚いものしか手に入れられないだろうし、綺麗なら綺麗なものを手に入れられるのだろう。

美しい人はどんなことをしても美しく輝かしい。そんな眩しさに目眩がして気分が悪くなるなんてよっぽど腐っているみたいだ。虫がたかり始めるのも時間の問題だろう。つつかれ荒らされボロボロになって手遅れになる。

その前に焼いてください。できればどうか作品諸共。火葬の話を任せたいと言いたいけれど、きっと貴方には取るに足らないどうでもいい話だ。




人に伝える気なんて一切ないよ!だってあたしはあたしが満足できるものがつくれればそれでいいから!それを評価するのも値札つけるのも全部知らない人が勝手にやってるだけよ。

あたしはあたしの好きをつくってるだけなの。人からの意見とか、それがどうって言われても……よく分かんないや。どうしてあたしの作品にあたし以外の人が口出しできてるのかも分からないもの。

あたし以外の人がどうしてあたしの作品を理解できるって言うの?制作者なの?制作者はあたしだよ?制作者じゃないのにどうして口出しできるの?あたしの良さをどうして他人が計り知れるの?ねえなんで?

自信があるとかそんな話聞き飽きた。そんなのなくたって断言できる。これは、あたしが、作ったの。あたしが作った以上こだわりポイントも工夫したポイントも好きを詰めたポイントも悩んだポイントも行き詰まったポイントも全部あたしだけが知ってるの。

他人に理解されないからどうとかないよ。だって他人はあたしのことを知らないんだから、そんな人たちの言う言葉に重みとか感じないもの。人があれこれ言ったりするのってひよこちゃんがピヨピヨ言ってるのと同じよ。取るに足りない存在とか?そんなことすら思ったことなかったや!あたしは聞きたいと思った人の言葉だけを耳に入れて心に刻んで生きているの。都合が良いって、あはは!そのとおり。自分が傷つくことをわざわざ摂取したくないもの!あたしの都合の良いように生きたいからそうやってる。それで困ってないからそうやって生きてるの。

あたしはあたしの好きを生み出すことにしか意識を向けてないんじゃないかなぁ。なんでって言われても、あたしはあたしの世界を研究することで精一杯だもん。

あたしはあたしのことが好きじゃないよ。自信も特別あるわけじゃない。でも何より誰よりあたしの世界が一番だと思ってる。自信があるとかないとか関係ないの。自信のないあたしが生み出す世界が美しいの。自信より自身があるの!あたしの好きはあたしですら否定できない、だぁれも否定なんてできないの!

褒められることは好きだよ。素敵だねって言われると嬉しくてたまらない!そう言ってくれる人が一人でもいいし、五人でもいいし、十人でもいいし二十人でもいい。認めくれるならそれはそれで構わない。認めてくれないのもそれはそれで構わない。まずあたしがあたしの作品を好きでいられたらそれだけでいいから!他人の評価はオマケ感覚、あったらプラスにグラフが動く。なかったり否定はマイナスじゃなくてグラフが動かないだけよ。

あたしはあたしの世界に夢中で忙しいの!あっはは!

頑張ろうとしないと頑張れないなら今は何かが合ってないってことなんじゃないかなぁ。やり方が合ってないとか、そもそもその分野が合ってないとか、評価のされ方が合ってないとか!

自分が自由に輝けるもの、場所、やり方、人を自由に選べばいいの。あなたの世界はあなたが大事にしなくちゃ。他人に否定されたからってあなた自身があなたの世界を否定して閉ざしちゃったらなんにもなくなっちゃうよ。

だぁれもあなたの心なんて保証してくれない。あなたがあなたの世界を踏み潰して、それで良いものがつくれるのならそれでいいのよ。苦痛すら隠し味になると言うなら。

あたしはそんなんじゃ生きられない!あたしがあたしの世界を踏みつぶすだなんて、ましてや赤の他人が潰そうとするだなんて耐えられない!出る杭は打たれる?ならトンカチ奪って打ち返すわ!自分の世界がない持っていても表現すらできない他者を批判することしかできない奴こそ黙っていればいいのよ。

結局根性だって?あっはっは!違うよ。

自分の世界を大事にできるところへ行けばいい。辛くならないところを探してそこで穏やかに息をすればいいの。探しても見つからないならつくってしまえばいい。つくり方なんて知らないけれど、それを模索するのが求める世界へ近づく第一歩なんじゃなぁい?

あたしはあたしの世界が好きなだけ。考え方とか気の持ちようとかそんなことすらどうでもいいの。あたしはあたしの輝かしく美しい世界に住んでいるだけだもの。あたしがハッピー満足ならそれでいいのよ。

自分の世界に陶酔しないでどうやって魅力的だって思えるの!狂恋でもいいじゃない!あたしはあたしの世界が大好きだもの!ああなんて素晴らしい感性とセンスの持ち主なのか!

あなたはあなたの世界より他人の価値観が大事?最初は誰だって評価一もつかないほどの日陰者。それでしょげてめげて世界を閉じるなら所詮その程度だったってことと捉えるよ。

ダメ出しされて心折れてしまうことだってあるしやめたくなることもあるよ。上達できない歯がゆさだってある。ボロカスに貶されて人格否定までされちゃあたしだっていい気持ちにはなれないよ。だからって簡単に、そんな嫌な奴に影響されて自分の世界を閉ざしてしまうなんて嫌よ。絶対に嫌。

嫌がる相手が諦めるほどに、相手に従わせるくらいの勢いで、あたしを素敵だと言ってくれる人を引き寄せる勢いで、のびのび生き生きいさせてくれる場所で、あたしはあたしの世界を大事にするの。


あとあなた目の下のクマがとってもひどい。チャームポイントにしてるなら別だけど……どれだけ肉体的精神的に頑丈な人でも睡眠を削ると簡単にノイローゼになっちゃうよ。




「おやすみ」という言葉が細やかな贈り物だった。
そんな気がする。

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