光と闇の狭間で
言葉で隠した
物思いの本当
白を黒に染めて
時の経過を
また白く塗った
無音から聞こえる
暗闇に隠れた
滝の流るるを
白い水の清らかに
時の不止を見る
窓辺から聞く
街の音の行方を
暗闇の光景から
遠い彼方を
見るように
目の前に見る
光と闇の狭間で
目の前にあるものを
遠くを見るように
探し続けていた
そんなあくる日
全てを知るのを
拒んで見た闇の
目の前を気づかぬ
ふりをした
揺れる心の内側を
光と闇の狭間で
天秤にかけていた
泣かないで
わかりきってる
悲しさに
強いと見せかけの
弱さに
信じていたものの
儚さに
言い張っていた
脆さに
言葉を強くした
狼狽えに
いつも違うと感じた
心の怯えに
怒ると泣きそうになる
思いの裏側に
前を向いているという
今の迷子に
言葉で表せない
迷いの中でも
泣かないで
生きている時に感じる
思いの全ては
わかれないことを知る
それも人生
生きているんだよ
微熱
止まらない時の中
どこに安らぎを求める
何気なく過ごしても
ギリギリの心模様
体から伝わる微熱
拍動から伝わる不安
絡まった気持ちのほぐし方
笑いながら痛むなんて
本音が見えない
10分間のバカンス
ゆっくり見上げて
空の青さを思い出す
無意識の深呼吸
新鮮な酸素
リセットの効果
変わる色合い
心の霧が晴れる
ここにある今
もう今しかないと
思えたその時
気持ちを決める
与えられた今
どう使うかは
この熱がさらに
高まるかどうか
進みながら
知っていくしかない
太陽の下で
この光を浴びて
世界は明日を迎える
この光を浴びて
新しく塗り替えていく
この光を浴びて
私は元の位置へと戻る
太陽の下で
今までと違う日を
新しくやり直すように
やり直せるように
日が昇り沈むのだ
もう一度のチャンスは
遠い東から訪れるのだ
だからこそ
この太陽の下で
精一杯輝こう
少しの失敗ならば
また明日やり直せばいい
そう考えられれば
私達はチャンスの日々を
生きていられるんだ
夫婦
夜の線路、暗闇に続く
2本のレール
ずっと同じ間隔で
1つの役割を果す
いつか君は言った
同じ景色が見たいと
このレールのように
同じ方向へ共に歩いた
同じ間隔で、同じ長さで
一緒に行くと決めたから
どんな暗闇も怖くなかった
共に歩み見てきた景色
きっと1人じゃ分からなかった
同じ空を見て、同じ朝を迎え
いつしか同じものを見ることが
無意識の共有になっていた
夫婦という存在
無意識に感じ合う存在
自然に思い合えるから
レールのように
ずっと同じ間隔で
歩んで行けるんだよね