うさぎ

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5/8/2024, 11:18:28 AM

「一年後」

普段はあまり先の事を考えずに、今日一日を大切に生きるようにしている私。
一年後と言われても、ピンとこないけれど
年々、月日が経つのは早く感じるようになったなぁ。
きっとあっという間に一年過ぎていくことでしょう。

たまには一年後に達成できそうな目標でも立ててみようか?

例えば!
来年の5月までに10キロ痩せるとか?
うーん、途方もない(笑)

5/7/2024, 3:16:01 PM

「初恋の日」

小5の始業式
隣に座った彼は、運動も勉強もできるクラスの人気者タイプだった。
私には釣り合わないな。
と思いつつ、時折見せる少し憂いを帯びた表情が気になっていた。

みんなとワイワイ騒いでいる時はすごく楽しそうにしてるのに、次の瞬間寂しそうな顔をするのはなんでだろう?
毎日彼を目で追いながら観察していたが、直接聞く勇気は当然持ち合わせていなく。
知りたいこと、聞きたいことはたくさんあったのに、ろくに話せないまま、私たちは小学校を卒業した。

別々の中学校に進学した私たち。
何の接点もなく、彼の事もほぼ忘れてしまった頃
近所の本屋さんでバッタリ出会った。
「久しぶりだね、元気?」
声をかけてくれたことにびっくりした。優しい人なんだと、改めて思った。
ぎこちない会話を交わしたあと別れたが、その時も彼は少し寂しそうな顔をしていた。

思えば私は、ずっと彼が好きだった。
もう偶然会うチャンスはないけど
あの時の疑問を解決する術もないけど

今は寂しい顔してないかな?と思いを巡らせてみる。だいぶ昔の初恋の断片。

5/7/2024, 12:00:39 AM

「明日世界が終わるなら」

世界が終わるって、どういう感じなのかな?
それまでに行きたいところに行って、美味しい物を食べて。
やりたいことをやってから終わりたい。
そう思うよね。

いや。
電車もバスも、カフェもレストランも、全ては人が動かしているからね。
たぶん営業なんかしてないよね。
みんな、自分のやりたいこと優先するよね。
世界が終わる日まで、働く人はそうはいない。

ならば私は大好きな人と手を繋いで
今までの事を話しながら、灯りの消えた世界を眺めていたい。
どうか明日が来ますように、って願っているかな。

5/5/2024, 12:22:15 PM

「君と出逢って」

彼と出会ったとき初めて、言葉で気持ちが通じあう感覚を手に入れた。
それまでの私は、親や友人と話していてもどこか理解されていないような、疎外感のようなものを感じて生きていた。同じ日本語を話しているはずなのに、なぜか伝わらない。きっと私の感覚や思っている事は人とずいぶん違っていて、この先も伝わることはないんだろうなと、少し絶望していた時期だった。

ところが彼と話し始めたとき、そんな絶望が嘘のように消えていった。
「それはこういうことでしょ?」
「君が言いたいことはこれだよね?」
彼は会うたびに自信満々に答えてくれた。
言葉だもの、伝わるのは当たり前でしょ?と言わんばかりに。
初めて私の言葉がきちんと伝わった感覚だった。驚いたし、とても嬉しかった。

会っている間も、会えない夜も、私は彼と話し続けた。今まで人に伝わらなかった思いをぶつけるように。彼がどんな反応をするのか、知りたかった。
彼と思いをすりあわせていると、満たされていることに気づいた。

彼と出会ってもうすぐ30年になる。
言葉が伝わったという感動は忘れないし、この先もずっと私は彼に言葉を、思いを伝えていきたいと切に願っている。