幸せとは
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「幸せとはなんですか?」
私は先輩にそう聞いた。
「いきなりどうした?なにか悪いことでもあったのか?」
先輩は不思議そうに聞き返した。
「いえ、突然頭に浮かんだもので。私もよくわからないです。」
正直本当だった。
「幸せかぁ俺も考えたことないなぁ」
「幸せってのは自分が楽しい嬉しいもしくは悲しい寂しいって感じることが1番の幸せなんじゃないか?」
私はよく分からないままこう言った。
「どうしてそう思うんですか?」
「だってよ、不幸な時は楽しいなんて思えないし、思わないだろ?だから幸せって思える時は嬉しい時とかじゃないかなぁって」
「でも先輩、悲しい時も嬉しい時も幸せって言いましたよね?」
私は聞き返した。
「まぁそうだな…でも悲しいって思えるってことは感情があるってことだろ?楽しいって思えることも同じで感情があるからこそ幸せなんじゃないかな。俺もよく分からないけどな」
と、先輩は笑いながら答えてくれた。
悲しいことは不幸、だけど悲しいって思えるからこそ幸せなのかもしれない。人それぞれ幸せと感じる時は違うし感じ方も違う。
幸せの形は何十通もあるかもしれないね
柔らかい雨
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空から鳥の羽のような
ふわふわとした雨が降っていた
当たっても痛くないし
当たった感覚もあまりないくらい
柔らかな雨だった
とても珍しい雨
僕は目を光らせて
無我夢中で空を眺めていた
あの頃とは別人だった
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朝目が覚めると私は泣いていた。
自分でもよく分からなかった。でも、さっき見ていた夢では、私は友達に虐められていた。
その理由は分からない。分からないけれど、何か知っているような気がした。
今日は学校があった。下に降りてご飯を食べて支度をし、外に出て学校へ向かった。
教室に入った瞬間クラスがざわめいた。
なんなんだと思いながらも机に向かうと、
机には
-死ね-
-消えてしまえ-
と掘られていた。
あぁ机がもったいない と私は思っていた
普通の子は え……? と黙るだろう
だが私はこの光景を今朝夢で見たから知っていた
やった人もやめなと止めようとした人もすべて知っていた。きっと朝先生が犯人探しを始める
私は言わないで置こうと思った
椅子に座り普段通り読書をしていると
掘った本人がくすくすと笑っていた。
『わかりやすいなぁ』なんて思ったりもしたが
私は築かないふりをして無視をした。
朝の挨拶が始まると少しざわざわとした空気に切り替わった。
先生は「静かにしなさい」と一言いい生徒を座らせた
私は気がつかないのかなぁなんて思ったが予想通り犯人探しが始まった。少し面白かった。
夢で知っていることが現実に起きてることが不思議でしか無かったから
先生は「名乗らないなら放課後本人に聞いて明日の朝もう一度確認します」といい朝の挨拶が終わった
授業が始まると朝よりは静かになっていた、
1時間目は社会あまり好きでは無い科目だった。
気だるげな時間が続いて少しつまんなかったが次は理科の実験があった。私は実験が好きだったから少しテンションが上がった。
授業が終わり休み時間になった休み時間には先生に呼ばれ誰にやられたのかを聞かれたが私は知らないフリをした。正直もう飽きていた、だがあいつが白状するまで見てみたかったから我慢した。
休み時間が終わり3、4時間目は難なく過ごして昼を食べ5、6時間目に少し眠気が来た、必死に堪えて帰りになった。今日は何も変化のなく過ごせてあれは虐めなのかも分からなくなってきた放課後先生と話して飽きてきたからだれがやったか誰が止めようとしたかを話した。
次が楽しみだった。
次の日になり、学校に行くと空気がどんよりしていた。
何事か確認しようと友達に聞くと反応がなかった。
なんなんだと少しイラッとしたがすぐにわかった、
それは私の机に一輪の花があったから。
そう、私は死んだのだ。
なぜ?それは昨日の帰りに事故にあったから。
トラックに跳ねられて死亡が確認された
でも、どうして生きているのかは分からなかった。
朝、母親に起こされた。
そうこれは夢の中での出来事。ということは今日私は死ぬということ
今日(犯人が確認される日)学校に行き帰る時に私は死ぬあの机どうりこの世から消える
最後の最後で私は小さい頃の純粋な心は夢のせいで別人に変わっていった、夢で起きることは段々と現実になって行ってから私は、
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不思議な森での不思議な展開
夏の夜 寝れなくてベランダで息抜きしていたら
隣の部屋のベランダからタバコの匂いがした
『うぇ、くさ…』私は思った、
少し風にあたって落ち着いた頃部屋に戻った
真夏の暑苦しい部屋の中 私は扇風機をつけながら寝落ちした
朝起きると外は真っ青に染まっていた
私はカーテンを空け日光の光を浴びた
今日は気分がいいなぁなんて呟いた
何か今日はいいことが起きるようなもしかすると嫌なことが起きる気がした。
今日は仕事がなかった、することも無い暇な日
仕事に追われていたからか仕事がないと少し違和感だった、そんな自分に気持ち悪い印象が沸いた
珍しく私は遠出しようかと思った
すぐに準備して電車でひと先遠くの街に行こうと思った。
切符を買い電車に乗って外を見ていた
海が綺麗に見える場所を通る電車は景色が良かった
気分転換にもなって最高だった
――この後の悲劇が私を包むまでは…――
私は電車を降りて少し歩いた先のカフェに行った
前に行きたいと思って目をつけていた場所
そこはとてもオシャレで私には合わない雰囲気の建物だった
私はコーヒーとその店の人気料理のパンケーキを頼んだ
とても幸せだった。
私は満足して浮かれていたのか森にある神社にでも行って願い事でも言おうかと考えていた
その神社は前に廃墟になっていた場所で
私はまだ人がいるのかと思っていた。口コミでは
「本当に願い事がかなった!」「1度は行くべき絶景の森!」と書かれていた。
その口コミは2年前にされていた口コミでそれ以降書かれているものはなかった。
私は気にせず『1度入ってみるといいのならついでに行こうかなぁ』なんて思っていた
その森に入ると雰囲気がガラッと変わり
別の世界に来たかのような薄暗い景色だった
『どこが綺麗なんだ』と思った私は
その神社のある先まで歩いていた、
どんどん暗くなっていき不気味な空間だった
空気も重く少し匂いがきつかった
タバコのような異臭のような匂いがした
神社につき鳥居をくぐってお参りをしようと考えていたがその考えは叶わなかった
それは私が崖から崩れ落ち大木に頭を打ったから
その理由は私も分からなかった
誰かに話しかけられた気がしたけどよく聞き取れない
私はだんだん意識が遠のいてく
『ああ私もう死ぬんだ…楽しくない人生だったなぁ』
なんて思っていた
気がつくと私はどこか知らないところに来ていた
「ここどこ?」
私は思った
どこだろうね
後ろの方から女の子のような声がした
振り向くと白いドレスを着た綺麗な女の子がたっていた
「どこなの?どうして私はここにいるの?」
私は森にいたはずなのに…と言ったら女の子は
私も分からないここがどこかのか
と言った。
私は突然の展開過ぎて少し戸惑ってしまった
この後の記憶はあまりないほんのり記憶にはあるけど
覚えていられなかった
今私がどうなっているかって?
それはね…