other me

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10/30/2024, 10:29:35 AM

懐かしく思うこと


この時期歩いていると、どこからともなく金木犀の香りがしてきます。

突然ふわっと香るから、なんだかサプライズされたようで嬉しくて、ニオイの発生元は何処か探してしまいます。(表現方法合ってますか?)

幼い頃は金木犀に限らず、いい匂いの花を見つけると摘んで、水を入れた小瓶に浸し、自家製の香水を作っていました。

たいして匂わないそれを纏っては少しお姉さんになった気がして上機嫌になったものでした。

可愛い…私。

それが今や……
寝不足と激務に追われ頭が沸騰しそうになったり、夜中にTSUTAYAのDVDを2泊延滞していることが判明し頭を抱えたり、翌日店員から1000円超えの延滞料金を告げられ絶望したり、おおよその計算で(イケるだろう)と思った買い物かごが余裕で予算オーバーの数字を叩き出して白目になったり。

人って変わるもんですねぇ。

いやどうせならいい方に変わりたいわ!

end

どうでもいいことですが、古いイヤホンが調子悪くなってしまって。新しいイヤホンをどれにしようか検討中。
楽しみ😊









10/29/2024, 10:47:11 AM

もう一つの物語


「ただいま」
「おかえりー」
「あ、いい匂い、何これ?」
「でしょ?今日はあなたの好きなお鍋にしたよ、早く食べよう」
「その前に、はいコレ」
「またたこ焼き??飽きたってば」
「子ブタちゃんは文句が多いなあ」
「ブヒー」

今の仕事につかなければ、あの頃のように心穏やかな日々を送れたのかな。結婚して子供も出来て、私と彼のもう一つの物語を紡いでいけたかもしれない。
「真面目に職安通えばよかった」
ため息、なんて嘘。彼と出会えたのは今の仕事のおかげだから。

同期の彼はライバルから始まり、仲のいい友達になった。そこから恋人になるのに時間はかからなかった。


「はぁ…ちょっとやられちゃったな」
傷口を押さえる。
今回のターゲットは超優良企業トップに君臨する敏腕社長。しかし、あらゆる悪事に手を染める裏の顔を持つ男だ。
あの人が命懸けで手に入れたデータは全て頭に入れた。
ただ私が行く直前、少数だが精鋭の護衛を増やしたことはそこになかった。

「平気平気。こんなのかすり傷よ」

任務は完了。
後は彼の待っている我が家へ帰るだけ。
「ここまで離れたらいいかな」 
味方も近くまで来ているらしい、少し休もう。
暗闇の一角に座り込む。冷たいアスファルトが心地いい。

疲れた。帰ったら彼に抱きつこう!思いっきり甘えてたくさんキスもして、いっぱい愛してもらおう。早く会いたい。

任務完了祝いの意味も込めて晩酌もしないとね。
なんだか今日は映画が見たい気分。とびっきり甘々の恋愛映画。彼の嫌そうな顔が思い浮かぶけど、今日はわがまま聞いてもらおう。
飲みながら映画鑑賞だ。
とくれば、晩酌のお供が必要ね。

「たこ焼き…買って帰ろ…ぅ」


もう少し、もう少しだけ、休んだら…ね…




end



10/28/2024, 11:54:21 AM

暗がりの中で


私は37歳独身。
中小企業で事務職に就く普通のOLだ。付き合っている人はいても、いつも長続きしない。
結婚なんてとっくの前に諦めてる。

そんなある日突然、ポストに手紙が届くようになった。送り主の名は書いていない。不審に思い、警察に届けようかと思ったけど中身を見て思い止まった。

あの人の筆跡によく似た文字だったから。10年前に突然いなくなってしまった彼。
私が唯一、心から愛したあの人。

恋文と受け取れるような時もあれば、どこかの風景をただ描写していたり、不思議な言葉を並べただけの走り書きに近いものもある。
書かれた文字は歪んでいたり、かすれていて読みにくい箇所が多い。

本当は誰が書いたのかわからないそれを何度も何度も読み返した。全て暗記するほどに。

読むたびにあの人と過ごした日々が甦ってくる。そして、彼に会いたくて胸がギュッと締め付けられるのだ。


毎日手紙が届くようになって半年程過ぎた日のこと。
ある晩、近くの路地裏の暗がりの中にうずくまる人影を見つけた。


「おかえり」

「たこ焼き買ってきてくれた?」


男は黙って俯いている。
クシャクシャになった紙切れを手渡される。手紙と同じ筆跡のその文字は短い詩が書かれてある。


「見せて、傷口。」


大丈夫
私があなたを死なせやしない。



end

10/27/2024, 11:48:49 AM

紅茶の香り


「ただいま」
「おかえりー」
「ん?いい匂いだな、何これ?」
「でしょ?ルームフレグランス変えたの。紅茶の香り、流行ってるんだよ」
「へぇーそうなんだ」

3年付き合った彼とは同棲を始めたばかり。結婚について話したりしてないけど、お互いに意識している(と思ってる)。
毎日互いに忙しい日々を送っているけど、私は朝から晩まで彼といられるのが嬉しくて仕方ない。

「はい、おみやげ。晩酌の時食べよう」
「え、たこ焼き?また?」
「好きじゃん」
「好きだけど週3でたこ焼きは飽きるって。もっと他にもあるでしょ?女子ウケしそうな可愛いスイーツが」
「ブーブー文句言わねぇの、ほんっと文句ばっかだな。ブタさんになっちゃうぞ、あ、ちっちゃいから子ブタか」
「怒るよ💢…ブヒーー」
「笑、子ブタちゃんご飯にしてー」
「ブヒブヒ」

くだらない軽口を交わす毎日。
起きても寝る時も、ご飯食べる時も歯磨きする時も大好きな彼がいる。
そんな幸せな毎日。

ある朝、目が覚めると左の薬指に指輪が…。
「もーーー、アイツってば何してくれるのよーー、ドラマの見過ぎだっつーの……」
嬉しくて陽にかざしてキラキラする指を眺める。
「…綺麗」
笑みが止まらない。

でも直接渡してくれてもよかったのになー、プロポーズしながらさー、指輪はめてくれてさー、感動の涙のやつー。
よし、帰ったら文句言ってやろ。


彼が消息を絶ったのはその晩のことだった。


end

10/26/2024, 12:53:40 PM

愛言葉

(グチる‼️)

本日、病院へ。
初めて行く病院。
こんな所にあったのか!全然気づかなかった。隠れ家的病院とでも言おうかな。

めっちゃ無愛想の受付おばちゃんに初めて来たことを告げると。
「今無理だから」と言われる。

「…嘘でしょ、そんな返答ある?」今時の病院って、大抵「少々お待ちください」とか「こちらの問診票にご記入お願いします」とか言いません??しばしボーゼン。

少々呆れながら、イラだちながら待つこと15分ほどで診察室へ案内される。

問診票を見ながらカルテを書く先生は、なかなかインパクトのある風情の方。

症状を聞きながら、処方を言うのはすぐ終わって、何故か医療界の闇と政治の闇との云々を熱く語り出した。
興味がないわけじゃないが今じゃない。

先生の熱弁にあー、そーですねーと空返事を繰り返す私。
途中から、この病院に今後通うかやめるべきかを考え始める。

その後、無愛想なおばちゃんに診察料を支払い、処方箋をもらうと、薬局は別の場所で、とのこと。

車を走らせ、そこへ行くと、「今手元にないので、今から別の薬局に取りに行きます。帰ったら連絡しますから取りに来てください。本日16:00までやっていますから」と。
「💢💢…分かりました」

15:40連絡なし。
こちらから連絡すると
「もう揃っております、お越しください」

💢連絡なかったし?今日行かなければ明日は日曜で薬局休みじゃないの?連絡ないってどういうこと⁉️

私が苛立ってるだけなのかもしれないけど、なんか色々納得いかない。

先生の愛車がとっっっても立派なべ◯ツってのもなんか…あ、これはいいのか。



読んでて意味が分からない方申し訳ないですが、散々な1日を過ごした私に愛の言葉をくださいませ。


endーーーー💢

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