鳥のように
どこまでも行けるなら、いっそのこと過去まで戻って欲しい。
私として、ではなく鳥のまま、鳥目線で過去の時代を見てみたいのだ。
例えば、平安時代の貴族が豪華絢爛な着物を着て、寝殿造のお屋敷を歩いているところ、江戸時代の庶民の活気の良い暮らしや遊郭の花魁道中、明治大正の着物と洋服が入り混じる男女の服装だとか、、。
ため息が出る。
あぁ、戦国時代はちょっと遠慮したい。飛んできた矢が当たりそうだから、なるべく高く飛ばねば。
そして、今の時代に戻ってきた時に何を感じるのかを知りたい。
安堵感か、落胆か、喜びか絶望か。
ご興味ある方、一緒に鳥飛行しませんか?
end
さよならを言う前に
誰かとの約束は足枷、なんて思うようになったのはいつからだろう。
多分、いっぱい嘘をつかれたから。
私も、嘘をいっぱいついたから。
「絶対ね」と言われると、胸がギュッとなる。
“いい嘘”“誰かを傷つけないための嘘”そんな「優しい嘘」と呼ばれる嘘の檻に知らないうちに閉じ込められてたら。
その後、何かの折に、暴かれる真実は簡単に人を壊してしまうだろう。人は脆い。
それでも嘘をつく。
愛のため
守るべき誰かのため
名誉のため
利益のため
嘘なんてない世の中になればいいのに。
そうしたら、、
立ちはだかるルックス問題。
若く見えますね
センスいい
いつもお綺麗ですよね
カッコいいからモテるでしょ
なんて会話も絶滅する。
そして、その正反対の会話が飛び交う世の中に。
「優しい嘘」は偉大なり。
人生の最後が来た時、さよならを言う前に口にする言葉は、嘘のない「優しい言葉」でありたいと願う。
end
空模様
しのぶれど 色に出でにけり わが恋は
ものや思ふと 人の問ふまで
六歌仙の一人の短歌。
今も昔も、恋をした人は顔に出てしまうようで。
恋焦がれる想いをひたすら隠していたのに、
「何をにやにやしてんだ?彼女でも出来たかこのやろー」
と指摘され「もはや隠せぬほどになってしまったのか」と驚いた時の心情を謳ったもの。(だと思う)
推し彼にハマった時の私はまさにそれでしたよ、わかりますよー、「よっ六歌仙!」と一声掛けたいくらいです。
空模様。素敵なお題だから私が一句詠みたかったところですが、頭が追いつかず(腕はかなり追いつかず)、諦めた次第でございます。
本日8月19日は「俳句の日」。
よって、このような投稿になりましたとさ。って、ごめんなさい、短歌です。
「バイクの日」として書くなら“東京リベンジャーズ”「ハイキューの日」なら、それこそ“ハイキュー熱”をアツく語れるのですが、あまりにもアニメ熱がウザがられる気がして自制しました。
成長しましたね、私。
end
鏡
そこにあれば見るが、見たところで何にもない、のっぺらぼうの女がいるだけ。
笑ってもいない、怒ってるでもない。悲しむでもなく、喜んでいるわけでもない。
生きると言うことは、嬉しさや楽しさ、悲しみなど様々な感情を味わうことだと思っている。
だとすれば、目の前の鏡の向こうにいる、これは果たして生きているのか、いないのか。
愛の言葉を伝える口と心地良い香りを覚える鼻がその顔に表れた時。
のっぺらぼうの目からは、数え切れないほどの涙が流れるのだろう。
end
いつまでも捨てられないもの
つまらないプライド、かな。
これこそ、どっかに落としちゃえばいいのに、誰かもらってくれたらいいのに、どっちも上手くいかなくて困ってる。
しかも、歳をとるにつれて増えてくんだから、厄介極まりない。
とは言っても、ですよ。
私の場合、プライドは高いけど、自己肯定感は低いからそれとこれで足せばプラマイゼロになるんです。
大雑把な性格と臆病なとこも足せばプラマイゼロ、食べるの大好きだけどジムへ行くからこれもプラマイゼロ。
もしかして私って、バランスシートで言えば綺麗な五角形を形成する完璧な人間なのでは?
どうしよう、自分に自信がついてきました。この私に足りないものってないんじゃないの?
あ、あった。
ありましたよ、しかもものすごく肝心なこと。それは“色気”です。
どうしたら良いものか、こればっかりは私の手に負えない。どなたか良いお知恵をくださいな。
あ、色気といえば。
昨日“想いが溶け合う”と書かれた投稿を読みました。静かだけど、熱っぽくて、すごく色っぽい。素敵だなぁと。
私も頑張ろう。
ウッフ〜ン
(王騎将軍じゃないよ)
色気なさ重症end