Saco

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4/29/2025, 7:47:21 AM

夜が明けた。

空が白み始め ゆっくりと夜が明けて行く
隣で眠る君の寝顔を見る。
薄い瞼を縁取る睫毛 小さな白い頬
ふんわりとした君の柔らかい髪その柔らかい感触を手の中で弄んで居ると
衣擦れの音がして君の長い髪がシーツで揺れる君が大きくて丸い目を僕に向けて
首を傾げて僕を見る

「おはよう」君のあどけない表情に
僕の口元が緩む「おはよう」僕は、目元を
緩め君にしか見せない笑顔で返事をする

「何で笑ってるの?」君が不思議そうな顔で僕に聞いて来る
僕は、「夜が明けて急に明るくなったから
目を細めてただけだよ!」と答える
君は、そんな僕を見てクスクスと笑う
そんな君の笑顔を見て僕は、今日も幸せを噛み締め今日も良い一日になると確信するのだ!

4/28/2025, 8:35:25 AM

ふとした瞬間

君のふとした瞬間の仕草にドキッとする。
君の頬杖を突く白い長い指その指先に
綺麗にピカピカに磨かれている爪と
色とりどりのネイル

そんな君の姿に見蕩れているとふと君と目が合った。
可愛い笑窪をへこませて口元を緩く上げ
笑う君の笑顔は、非常に罪作りな綺麗な
笑顔なので僕は、咄嗟に視線を下げ
どきまぎするのが精一杯だった。

あんな破壊力抜群の笑顔を向けられたら
免疫の無い異性は、いちころだろう!

それを分かっているのかいないのか
君は、クスクスと笑っていた。
その笑顔にまんまと引っかかっている僕に
君からは、もう逃げられないと悟った。

まるで蜘蛛の巣にかかった蝶みたいな僕
だけれど全然不快感を感じ無いのだから
もう仕方ないと諦めるしか無かった.....。

4/27/2025, 6:32:27 AM

どんなに離れていても

どんなに離れていても君の電話口の声は、
「早く帰って来てね!」 
「必ず帰って来てね!」の一点張りだ。

一つの所に長く留まれない僕の放浪癖が
彼女をそうさせるのだろう....

それが分かっていて僕は、また君を置いて
旅に出る

でもそれだって君が待ってるって知っているから出来る事なんだよ!

そう君に言ったらきっと頬を膨らませて
怒り出すんだろうなぁと想像出来る。
『そう思うなら離れないでよ』なあんて
言葉を添えて....

4/26/2025, 7:42:26 AM

「こっちに恋」 「愛にきて」


【こっちに恋】

大通りを真っ直ぐ行くと右端にお洒落な
喫茶店がある ピンク色の外装がいかにも
メルヘンチックだ!

ドアを開けると内装も可愛いが散りばめられ客層も女性客やカップルでごった返している。

結論から言うと男の俺には、非常に
入りづらい店だった。
なのに何故俺は、お店のドアを開けてし
まったのだろうと顔を赤くしながら
後悔するもドアの前に立ち尽くしていると

「いらっしゃいませ~ お一人様ですか?」 その声にドキリと俺の胸は、高鳴る。「こちらへどうぞ!」とにこやかな
笑顔で席まで案内される時間 俺の頭は、
真っ白になっていた。
長い黒髪をポニーテールにしてフリルの付いたこの店の制服であるスカートと白い
ブラウスとエプロンを着た彼女に席まで
案内され彼女が去った瞬間息が吐けた。

メニューを渡され去って行く彼女の後ろ姿を見ながらまた彼女が注文を取りに来たら
どうしようと焦っていた。
しかし注文を取りに来るのがまた彼女で
あれば良いと願ってもいた。





【愛にきて】

私は、今もの凄く機嫌が悪かった。
LINEのメッセージの噴き出しには
『ごめん 今 家出た』というメッセージと共に両手を合わせて平謝りする
スタンプが送られてくる。
私は、それを見て更に頬を膨らませた。

この喫茶店の外装が可愛くて前から行って
みたいと彼氏におねだりしていた。

やっと行けると思ったデートの今日何と
当日のデートの日彼氏は、寝坊した
電話で『先に行ってて良いよ』と言われたので先に店に来て待っていたらさっきの
LINEのメッセージであるそれで私の怒りは
MAXになったのだ

きっと出掛ける寸前で何かあったのだろう
彼の家は、大家族で兄弟達も多いと聞く
それに両親が仕事で忙しいらしい
だから年上の彼が年下の兄弟達の面倒を
見るのが彼の家では、当たり前になっている それは、分かっている仕方ない事だと 言う事も 重々承知な事も.....
けれど時々寂しくなる気持ちも無い訳じゃ
無い訳で..... 家族愛を少しだけ恋人に
向けてくれないかなあと言う思いも
私の唯のわがままだ 分かっている....
けど..... カランとドアベルが鳴った
店員さんの案内もそこそこに彼は、
真っ先に私が座っている席に向かい
肩で息を吐き下を向いていた。
「ごめん 待った!」その一言を彼が私に
放ち顔を上に向けた瞬間 汗をかいている
彼の顔に視線がぶつかる。

その彼の表情を見た瞬間私の中にあった
怒りや蟠りが一気に解ける。

私は、心からの笑顔で「ううん 全然
待って無いよ!」と 堂々と嘘を付く事が
出来たのだった。

(まぁ良いか!二番目でも!...だって..)
あんなに汗水掻いて走って来た彼の表情を
見れるのも彼女の特権だと思おう!

あんなに必死な表情で私の席まで私を
探して愛にきてくれたのだから!

4/25/2025, 9:06:16 AM

巡り逢い

君と巡り逢った奇跡がとても愛しく思える。

この奇跡に乾杯したい位に嬉しい事なんだ
そんな事を思って僕たちは、グラスをかちりと合わせ上に持ち上げ掲げ星空を背景に
星の巡り逢わせに感謝した。

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