2/28/2024, 10:27:36 AM
遠くの街へ
ジャケットはしっかり着込んだ。マフラーにニット帽、手袋だって完璧。防寒対策をして玄関を飛び出す。思いつくまま気のままに、好き勝手歩く決まったコースもない散歩の始まりだ。どこか分からなくなるくらいまで遠くの街へ行こう。大丈夫、スマホがあるからちゃんと帰れる。
2/27/2024, 1:23:15 PM
現実逃避
あったかい。布団から出たくない。布団に閉じこもって現実逃避をする。現実から逃げているのに、実際には閉じこもっているなんてなんだか変な感じすんな。
2/26/2024, 1:03:13 PM
君は今
君は今、何してる?そんなの全部分かっちゃう。君に仕掛けた盗聴器にGPS。これまでのデータに基づく予測。君の魅力を余すとこなく感じるための方法。ずっと君を見てるよ。ずっと、ずっと。
2/25/2024, 10:16:59 AM
物憂げな空
空を見上げるのは好きだ。いつも違う顔を見せるから。今日の空はどこか物憂げ。僕の力で空を笑顔に出来たらいいのに。空の色々な顔を見たいのは本当。それはそれとして笑顔でいてほしいのも本当。どっちがいいのか決められない。
2/24/2024, 1:44:06 PM
小さな命
おばさんちに赤ちゃんが生まれた。お祝いを兼ねて訪れると、赤ちゃんを抱っこさせてもらうことになった。
「…ちっちゃい。あったかい」
「そうよ、赤ちゃんは小さくて温かいの。ちいちゃんもいつかは赤ちゃんを産むかもね」
「…わかんない」
「今は分からなくてもいいの」
おばさんの言ってることはよくわからない。けれど腕の中にある小さな命は確かなものだった。