3/19/2024, 3:05:58 PM
胸が高鳴る
明日は大会の決勝戦。明日のためにさっさと寝なきゃとは思うけれど、胸が高鳴って布団の中にいくらいても眠れない。
3/19/2024, 7:01:52 AM
不条理
この世は不条理だ。筋道が成り立ってなくても許されてしまう。たくさん努力したあの子は報われなくて、粗暴なあいつが大きな顔して歩いてる。それでもそんな世の中で生きていかなくちゃならない。
3/17/2024, 12:58:41 PM
泣かないよ
今日からそう簡単には会えなくなるけど、一生会えなくなる訳じゃない。だから、泣かないよ。
3/16/2024, 12:57:29 PM
怖がり
一人でトイレも行けないような怖がりだったあの子の就職先が国内最恐級のお化け屋敷なんて、誰が予想しただろうか
3/15/2024, 3:11:50 PM
星が溢れる
「これは星の砂って言うのよ」
「おほしさま?」
「そうよ」
少女はじっと足元の砂を見、母親の方をぎゅっと見上げた。
「おほしさま、もってかえっていい?」
「いいわよ。この瓶に入れなさい」
母親は用意してあったのか小瓶を差し出す。
「ありがとうおかーさん!」
少女は喜び勇んで砂を詰め始める。気づくと溢れるほどに入れている。
「あらあら溢れちゃってるわよ。もっとは入れられないわ」
「えー!おほしさまいっぱいもってかえる!」
「溢れたお星様は空へ帰って輝くわ。ひなちゃんはそれをちょっとだけ貰うの。たくさん持って帰っちゃったらダメよ」
「…分かった」
不貞腐れながらも少女は頷いた。溢れた星が足元へ落ちる。