夜澄

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3/14/2024, 2:16:45 PM

安らかな瞳

君の瞳はいつも安らいでいた。そんな君の瞳が崩れたのは、君の恋人が倒れたという知らせを聞いた時。ああ、私は君の一番になれなかったな

3/13/2024, 1:19:37 PM

ずっと隣で

ずっと隣にいた。大きな木だった。大好きな木だった。この木がいつまでも元気でいられるようにと樹木医になったぐらいだ。僕のことをよく知る人はその事を知っているから、僕が一人前になった時その木の健康診断を頼むようになった。ずっと見ていた。だからこそ一番に気づいてしまった。この木はもう長くない。

3/12/2024, 2:03:17 PM

もっと知りたい

もっと!もっと知りたい、このキャラのプロフィール!
こんなにキャラのプロフィールを知りたくなったのは絶対あの作品のせいだ…。欲しいものとか好きな女の子のタイプとかまで決まっていたあの作品のせいだ!!!!

3/12/2024, 7:32:07 AM

平穏な日常

平穏な日常。ありがたい。安全に過ごせるし大事な人たちの笑顔が見れる。
でも。身の回りで人が死んだりしないか。怪獣が突然襲ってくるのもいい。平穏なだけの日常は、飽きた。刺激がほしい。
「おやそこのあなた、平凡じゃない日常に興味がおありで?」

3/10/2024, 2:52:02 PM

愛と平和

「大丈夫か」
ふと目を覚ますと、ベッドで休んでいる私にあの人が声をかける。
「だいぶ平気になったわ」
「よかった」
あの人が胸をなでおろしたのがよく分かる。
「あら、目が覚めましたか?」
看護師さんが私が目を覚ましたのに気がついて話しかけた。
「はいすっかり」
にこりと微笑み答える。
「なら赤ちゃんと少し会いますか?」
「ええ、できるのなら」
私は今、病院に入院している。出産のためだ。無事赤ちゃんを産めた私は、それに安心してそのまま気絶してしまった。そして今さっき目が覚めたのだ。
「ほら、赤ちゃんですよ」
看護師さんが赤ちゃんを連れてきてくれた。温かくてほんのりしっとりしている。新たな命が動いているのを認識してなんとも言えない感慨が湧いてくる。
「女の子でしたよね。お名前、もう決まってるんですか?」
「ええ」
あの人と目を合わせて笑う。たくさん考えて決めたこの名前をこの子に。
「あいな。愛和です」
愛と平和をこの子に。

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