生きる意味。
朝礼を受けている間寮長の甲高い声がいつも以上にけたたましく、寮からいつも以上に出たくなった。
「今日から君らには、嘘をついてないかどうかチェックするために、嘘発見器を装着してもらう。」
まぁ、だろうな
「指にそのグリップをはめてくれ」
従うまま、人差し指にグリップをはめる
「外したらわかるからな」
そう脅し文句を言って、寮長は朝礼を終えた。
人差し指の違和感がずっと付きまとうんだろうか、
嘘をついたらどーなるんだろうか
好奇心に負けそうになりながらも、私は寮生の様子を伺いつつ部屋に戻った。
次の日1人消えていたのは言うまでもない、誰かが嘘をついたのだ
善悪。
寮長と流れ星の話をした後、部屋に戻って寮長はなんの願い事をしたのか考えてみた。
「寮生のみんなが、嘘をつきませんように」
「寮長として責務を真っ当できますように」
とか…そんなかな…
私だったら何を願ったのだろうか、
「火炙りになりませんように、」
「嘘をつきませんように、」
嘘を吐くことって全てが全て悪いことではない気がするのに、優しい嘘って言うのかな、その人のために吐くしかない嘘、善意の嘘、
嘘に善悪などあるのだろうか、寮長からすれば、嘘は全て悪ということだろうか
なんだか、また眠ることができそうにないな、
モヤモヤは尽きないまま、一晩明かしてしまった。
吐き気がするほどの強い眠気と戦いながら、
目の下クマを引っつけて、朝礼へと向かった。
流れ星に願いを。
この寮でのルールを聞いてから、頭が一気に空白と化した。するなと言われると余計したくなるのが人間であって、エイプリルフールでのとびっきりの嘘も何もかも全部する必要もなくなって、嘘って言われてもなーとか、簡単に吐けるけど、そこまで苦じゃないルールだしなとか、徐々に頭の空白を取り戻していた。
部屋にいるのがなんだか落ち着かなくて外に出ると、
そこには寮長がいた。
「なんだ、君か」
「何してるんですか寮長」
「今夜は流れ星が流れるそうだ、だから願い事でもしようかと」
真面目にそう答える寮長がなんだか可笑しかった
「寮長って意外とロマンチストなんですね」
「別にいいだろ、ロマンを持つくらい」
「そうですね、」
「ところで君はなぜ外に?」
「あ、いや、そのーなんだか落ち着かなくて」
「そりゃ実家と一緒じゃないからな」
「そーゆー落ち着かなさじゃないんですよ」
「よくわからんが、外に出たかったんだな」
なんかズレてるよな…
そう思いながら、寮長の隣に座る。
流れ星はそのタイミングで流れてきた。
「あ、」
「願い事できたか?」
「いや、そんな余裕…」
「私はできたぞ」
ニカッと笑う寮長の顔がなんだか優しかった。
ルール。
ここでは、嘘をつかないことがルールです。
大学生寮で寮長に言われた。
嘘なんて、そんな滅多に吐くことないだろうに。
「何か罰則があったりしますか?」
私の隣の呑気そうな子が口を開く。
「そーですね、みなさんは魔女狩りって知ってますか?」
中世ヨーロッパで、異端者を魔女って呼んでたんだっけ
「魔女とされた人は、火炙りになるんですよ」
んな、まさか
周りの寮生たちは悲鳴をあげている。
「火炙りになりたくなければ、嘘をつかないこと。」
寮長の歯がキラリと光った。
【続きものにします】次回のお題で続きをします
今日の心模様。
今日の天気は雨
私の心もどんよりとしています。
あなたはどうですか?
部活大変ですよね、色んな人の板挟みになって
私の意見通してもらうことなくて到底できなくて
自分だけ賞をひとつも取れずに終わって
勉強大変ですよね
あんなに頑張ったのに平均点以下の苦手科目の点数
あんなに余裕だったのに思ったよりスコアが出ない得意教科の点数
下がるばかりの偏差値と順位
第1志望の学科に不合格
でもね、言わせてください。
楽しいですよ今の私
今までの学校生活の中で1番楽しいです
落ち込まないでね、高校生の私
死のうとしないでね、中学生の私
好きな物ちゃんと好きでいてね、小学生の私
大丈夫だと大学生の私が証明しますよ