大切な恋人
花音にとって、ゆうすけは誰よりも大事な恋人。
一緒に居て楽しいと思うほどの大切な人。
けれど、花音の親の転勤で離れ離れになってしまった。
花音が引っ越す日、ゆうすけはこう言った。
「絶対に会いにいく」と。
その約束は数年後に果たされることになった。
子猫
学校の帰り道に可愛い子猫が通った。
茶色い色の可愛らしい子猫。
首輪が着いていることから、もしかしたら飼い猫かもしれない。
秋風が吹くと
秋になると少しだけ冷たい風が吹く。
この時期になると思い出すのが、学園祭で初恋の相手に告白した時のこと。
告白して……振られた時のことを思い出してしまう。
最初の友達
私は生まれてからと言うもの、友達という存在がいなかった。
もしかしたら近寄り難い雰囲気でもしていたのかもしれない。
そんな私に友達が出来た。
名前はみみ。
私の生まれて初めての友達だ。
清楚系美少女といった容姿で皆が彼女に釘付けになるほど。
そんな彼女が何故、私と友達になってくれたのか分からない。
けれど、私は彼女と一緒にいるととっても楽しいと思う。
なんと言うか心が安らぐ気がする。
まぁ、本人に打ち明ける気はないのだけど。
それから1年、彼女は転校することになった。
どうやら、親の転勤が決まったらしい。
私は彼女と別れの日まで、一緒にカラオケに行ったり、ゲーセンでプリクラなどを撮った。
彼女……みみとの思い出を作るために。
そして、みみの引越しの日に私は熱を出した。
こんな日に限って、私は運悪く体調を崩してしまう。
(もう……会えないのかな)
私は布団の中でぼんやりとそう考えているとスマホの着信音が鳴った。
誰からだろう?と確認すると、みみからだ。
彼女からメッセージが送られていた。
『また、会いましょう』と。
そのメッセージを目にした私は一粒の雫をスマホの画面に落としてしまった。
END
犯す理由
世の中には犯罪が蔓延っているけれど、一番身近に起こるのは万引きな気がする。
何故、万引きをするのだろう?欲しいなら買えばいいのにと思うことがある。
ふと、WEB小説を読んでいたらある文が書かれていたのを見つけた。そこにはこう言う風に書かれていた。
店員にバレないように品物をバックに忍ばせるスリルがたまらない……と。
その小説を読んでなんだか犯罪者って、結局は変な奴しかいないのだなと感じた。
END