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6/15/2024, 9:01:33 AM

あいまいな空

昨夜は飲みすぎた

朝から頭の中で鉛玉がうごめいているみたいに鈍痛がする

仕事がはかどらない、ため息だけが唯一の二日酔いのリハビリだ

昼休み、外に出た少し頭痛は治まっている昼食を食べ、空を見上げると

そこには、自分と同じような、あいまいな空が広がっていた

6/13/2024, 11:13:47 PM

あじさい

鬱陶しい雨が続く、辺りが霞がかっていて少し気だるい、連日の雨で周りの草花には色気がなく、水で薄めすぎた水彩画のようだ

いや、一画だけ油絵のような色彩を放ち、あたかも田舎の郵便ポストの様に存在感がある

風が吹くほど強く大地をつかみ、雨が降るほど色気を漂わせる

見とれていた、雨に濡れているのも忘れて

雨の日も悪くない

6/13/2024, 1:18:16 PM

好き嫌い

私は48歳トマト農家だ

嫌いなトマトで生計を立てている

実家は60年続くトマト農家だ、この世に生を受ける前からトマトがそこにあった

物心つく頃にはトマトは嫌いだったと母は言う
無理やりトマトを口に入れられ、酸っぱい顔が面白かったのか、かわいかったのか分からないが嫌いになった理由はこれだ

高校を卒業してから、すぐに就農した

自分で作ったトマトでもなかなか口に運べない

結婚して、子供が産まれた、子供の口にトマトを入れる、酸っぱい顔がかわいい

この子もトマト嫌いになるのかな

6/12/2024, 3:40:07 AM



ある街の交差点で、すれ違い様にハッとした

それは2年前に別れた、左頬にほくろがある黒髪ストレートの彼女だった

一瞬目があったが、彼女は気づいたのか分からない

交差点をわたり終え、振り返るとか彼女の姿はない

それは、季節外れの風鈴を思わせるような凛とした匂いだった

彼女と別れたきっかけは、お互い仕事が忙しく、すれ違いが多くなり、最後は自分から別れを切り出した、いつも逢ってる時は離れたくなかったのに、逢わなくなると忙しいせいもあって面倒くさくなった

彼女がどう思ったかは分からない、ただ共通の友達から聞いたはなしでは、別れたくなかったそうだ

そんな話を聞いたせいか、心の片隅に彼女の存在、そして当時の甘ったるい匂いが残ったままだった

今は仕事も落ち着いた、彼女もいない、昔みたいに妙な焦りはない、もう一度彼女と話がしたい

彼女の凛とした甘ったるい匂いを嗅ぎたい

6/9/2024, 2:15:24 AM

岐路

分かれ道

人生にはいくつもの岐路がある

人間は1日で35000回判断をしている

この中で人生をも変える大きな岐路は、決して簡単な判断ではない、そう判断せざるおえないことも多々ある

選択肢を広げるには、常に高いステージで成長し続けなければならない

沢山の分かれ道から、いくつも枝分かれしていく

岐路亡羊といわれても、選択肢があるだけまだ良い

大切なのは、選択した道で後ろを振り帰らず、1歩1歩前に進むこと

岐路に立った時、人は大きく成長する、沢山の実を着けて幸せを分かち合おう


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