IROHA

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9/26/2022, 10:50:57 AM

私が見ているのは、
いつも同じ景色。

空と、
向かいの家に生えてる木と、
向かいの家の屋根。
いつも変わらない風景。

でも1つだけ、
変わっていく物があるんです。

それはね…洗濯物。

最初は、1人分だった洗濯物。
日によって、干してあったりなかったり。

ある日、洗濯物が2人分になった。
それからは天気のいい日は
ほぼ毎日、ヒラヒラと揺れている。

そのうちに、小さな小さな洗濯物がまた増えた。

その小さな洗濯物も段々と大きくなっていって、

いつしか…洗濯物は、また2人分に減った。

長い時間が過ぎて…ある時から、
毎日洗濯物が干されなくなった。

干してあったりなかったり。
干してあっても1人分。

私の窓から見える景色は
今日も同じ。

9/25/2022, 9:35:16 AM

音、匂い、空気、想い、、

形の無いものは
たくさんある。

見えないけど、
触れないけど、
確かにそこにあるもの。


意外と
形の無いものの方が
生きていくのに
必要なのかもしれないね。

9/23/2022, 11:16:10 AM

一面の闇と、静かに動く波の音。
私は一体何をしているのか…
ただ、じっとその場に突っ立っていた。

『なにしてるの?』

少し幼いような、でも凛とした声がした。
驚いて振り返ると、『誰か』が立っていた。

「いや、特に…」

言い終わるよりも早く、
『誰か』はスーッと私の横を通りすぎた。
そのまま波の音の中に消えていく。

「えっ!ちょっ……!!」

思わず、『誰か』に手を伸ばした。

捕まえた!
………

「え?」

闇から顔を出した月に照らされた『誰か』は、

「わ‥たし?」

『ワタシ』が静かに微笑んだ。

『アナタの辛いこと、全部持っていくから』

『だから、もう少し生きて』

ゆっくりと闇と波の音の中に消えていく。

最初で最後に『ワタシ』の声が聞こえた。









9/22/2022, 9:21:59 AM

冷たい風が肌を通りすぎた。
何故だか不安な気持ちになる。
不安みたいな…物足りないような…
そして、思い出す。

「寒くなると人恋しくなるよね」

そう言ってたあの人。

結局、次の冷たい風が吹く頃には
何処かへ消えてしまったけど。

秋は寂しい季節で、
不意に誰かと居たくなる。

9/20/2022, 2:14:32 PM

伝えたかった。
伝わらなかった。

だから、刻んだ。
何度も何度も、腫れ上がるまで。
そんなことしても、変わらないのに。

こんな私でも、大事にしたいと想ってくれた。
そんな私でも、大事にしたいと想った。

伝え方が、話し方が、下手くそな私だから、
上手く伝えられる方が少ないけど。
それでも、じっと待っててくれる。

あなたが大事だから、そして…大事な宝をくれたから。

私も自分を大事にしたい。


でも…ごめんね。
それが叶うのは、もう少し先になるかもしれない。

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